山形県・庄内平野・庄内町・俳優 佐藤 輝-12
        
佐藤 輝の世界 山形県・庄内地方・庄内町 - 12
        
        
当ホームページ内に掲載されている俳優・佐藤 輝の故郷、山形県・庄内地方・庄内町に関係する部分をまとめました。
        
H O M E | プロフィール | 俳優・佐藤輝 | サンチョ写真館 | 俳句 | エッセイ | てるてる広場 | 縁あってリンク

 
山形県・庄内地方・庄内町03年3月〜04年12月 05年2月〜06年6月 06年7月〜07年5月 07年6月〜08年12月 
09年1月〜10年1月 10年4月〜11年3月 11年3月〜6月 11年7月〜12月 11年12月〜12年3月 12年5月〜11月
 12年11月〜13年5月 13年8月〜14年7月 
14年8月〜16年7月  16年8月〜現在   山形県出身芸能人文化人 
2013年8月〜2014年7                 


俳優佐藤輝 撮影 山形県庄内町 平野と鳥海山
山形県庄内町余目から見た庄内平野のシンボル鳥海山(2,236m)。『出羽富士』とも呼ばれる


石川五右衛門 大好評で千秋楽 ! ! 
 
 劇団SBZ公演『天翔る盗賊 石川五右衛門』(和希太平 脚本・演出)は昨日27日、お陰様で大好評で無事に千秋楽を終えることができました。

 暑さの中御来場下さった皆さま、御声援をおくって下さった皆さまに心から御礼を申し上げます。

 千秋楽は売切れ満員、他の回も8〜9割の入りで、客席は爆笑と感動の涙。
 皆さんが「こんなに面白い舞台は初めて観た」と喜びいっぱいの笑顔で会場を後にされる様子がとても心に残った嬉しい公演でした。

 
劇団SBZ 石川五右衛門 秀吉佐藤輝 雪姫喜多川一穂
喜多川一穂さんが演じた石田三成の娘・雪姫は笛の名手。秀吉に見初められて側室に上がるように求められたが、その前に二代目石川五右衛門になる鯱と一目惚れの両思いになっていた。


 僕が演じた秀吉も、憎ッたらしいのに面白く可愛くて、それでもきっちりと舞台を締めていた、との感想をいただきました。秀吉ぴったりのはまり役になれたなら、本当に嬉しいことです。

 稽古から27日の楽(らく=千秋楽)まで季節の移ろいをゆっくりと感じる暇もなく、千秋楽の夜をぐっすり眠って一夜明ければこんなにも盛大な蝉時雨の季節の中に住んでいるのだと気が付いた。

  楽の夜の 明くれば街の 蝉時雨  輝



 このページを更新出来なかった6月初旬の顔寄せから千秋楽までを振り返りながら・・・。


 本読みから立ち稽古に入る直前、前から決まっていた越後湯沢温泉ナスパ ニューオータニでの1泊2日の仕事に。
 『雪国』の舞台、越後湯沢。白一色になる冬はすぐ後ろに続くゲレンデがスキーヤーであふれているのに、今は万緑の中。





 宝塚時代は「このみ芝麻」さん、今はシャンソン歌手として活動している香田夏織さんのディナーショー。その司会。
 初顔合わせとは思えない息の合った掛け合いトークができた !


 越後湯沢から帰京して行った先は白金高輪。
 僕の故郷・山形県庄内町から『白金プラザ天の川蛍祭2014』にゲンジボタルが提供されていて、それに合わせて「庄内町ふるさと物産展」も開かれている。

 蛍の乱舞を見るには、数十分待ちの長蛇の列から20名ほどずつが入れ替え制で大きなテントに入る。
 その中に細かな網の張られた2間四方ほどの蛍小屋があって、入れ替えが済んで照明が消えると蛍小屋の中に青白く淡い光が浮き上がった。
 見物客が「オォー!」っと歓声をあげる。
 親たちは故郷での幼い日の記憶をよみがえらせ、子供たちは初めて見るファンタジーに目を輝かせている。
 蛍小屋の回りをぐるっと一周しながら青白く淡い光の幻想的な点滅を楽しんだ。



顔見知りの庄内町観光協会のスタッフなどが観光宣伝と物産販売に一生懸命だった。ガンバレ! ふるさと庄内町!


 7月8日からは中板橋にある稽古場に大道具を組み立てての立ち稽古。



高橋浩二朗さんの千利休と秀吉。「かふぇ」の話から「さすが違いのわかる男にございます」と笑いで始まった場面は、最後には二人の決別に至る緊迫した場面に。


 時代劇のベテラン高橋浩二朗さんには、稽古スケジュールのことから衣裳の着付けや楽屋のことまで、本当にお世話になった。



特訓を重ねてきた踊りナンバーはポイやフラッグなどの手具を扱う振付。絡まないように気を使いながらもテンポ良くリズムには乗らなければならない。体全体を大きく使わないと絡んでリズムが狂ってしまう。そして階段を上り下りしながらも手具を動かし続ける。
見ているのは楽しいが、踊るのは大変だと思う。
バラエティーに富んだ切れの良い振付は茜澤茜さん。






凄い! 山形のサクランボ、紅秀峰!!

 日本屈指のおもてなしの宿として知られる山形・上山温泉の『日本の宿 古窯』佐藤信幸社長から「かみのやまの親善大使を参上させます」と添え状をつけた、山形県が毎年の発売日を指定するスペシャルサクランボ『紅秀峰』をいただいた。





 さっそく稽古場に。

 一同が、サクランボの姿を見て歓声! !
 大粒を口に入れてにっこり、そして「これは美味い! ! スゴイ! !」。
 稽古場が喜びにあふれて、エネルギーをもらった。

 添え状には「感謝をこめて」とあるが、僕には佐藤社長から感謝されるようなことが何一つ無く、僕の方こそ佐藤社長と女将の洋詩恵さんから戴く激励のお心遣いに心から感謝している。
 このお返しは、俳優として一人でも多くのお客様に感動してもらえるようにレベルの高い演技にベストを尽くすこと、と心得ている。

 その前にも故郷から届いた佐藤錦があって、これら山形のサクランボの話から、高橋浩二朗さんのお父さん・常磐津千代太夫さんが山形県米沢市の出身、薄田隼人を演じて工夫のアドリブで芝居をふくらませた佐藤一也さんのお父さんが矢張り山形県大江町左沢の出身と判明し、この舞台に山形県出身関係者が三人も出演しているのは珍しいと、舞台稽古前日に神楽坂にある浩二朗さんの御両親の店『お腹袋』で「芸能人山形県人会」を開いて楽しいひとときを過ごした。



中板橋と志茂を行ったり来たりしながらの稽古も終わって公演会場の品川区スクエア荏原での舞台仕込みの日、暇をみてわが家のベランダに出ると鬼灯が紅色に色付いていた。急に句心がうずいて、また一句。

  ほおずきの 色づく頃や 劇場(こや)に入る  輝

 

7月23日、品川区スクエア荏原での舞台稽古。
稽古場では実寸や高さが取れなかったから、初めての場当たりで距離感や方向感覚をつかむ。



高い、狭い、照明の当たる位置は? 確認することは多い。



ダンスシーンを客席から見た。せっかく表情をつけて踊っているのに暗くてその表情が見えない、と思っているうちに照明が変更されて出演者の表情がはっきりと見えるようになった。美しいファンタジックなダンスシーンが生まれた。 



終幕。
雪姫の亡骸を抱いた二代目五右衛門の鯱が「雪、待っておれ、すぐに俺もそちらに行く。その時は、頭、利休様、そして五右衛門一党を交えて祝言をあげるぞ。そして、自由に、楽しくくらそう・・・。」
秀吉の命が響き渡る「そ奴を極刑にせい。見せしめの為、釜茹での刑に致すのじゃ!」
五右衛門に桜の花びらが舞い落ちる。「絶景かな絶景かな。春の宵・・・値千金・・・。」



カーテンコール。
場当たりのこの日、雪姫役の喜多川一穂さんの誕生日。カーテンコール途中でサプライズのハッピーバースデイ!



7月27日、千秋楽。
 夕方からホールに隣接するイベントホールで観客の希望者も参加しての打上げパーティー。出演者と振付の茜さんがどこで仕込んだのか踊りショーがあって楽しいパーティー。



右、個性あふれる忍者・百地百太郎役の加藤直さん。エンターテイメント俳優集団HIROZに所属し、普段は香川県丸亀市にあるNEWレオマワールド内の日本元気劇場に出演している。鍛え抜かれた身体のシャープな切れと歯切れの良いセリフのテンポが心地良い。スゴイ百地の個性を支えているのは直さんのスゴイ経歴と個性。



出演者全員が観客の皆さんに観劇お礼のスピーチ。終わった人から順にステージに腰かけて。
喜多川一穂さんの左が二代目五右衛門になった鯱役の宮川(ミヤカワ です! )智之さん。良く頑張った器用な役者 ! !
後、左が劇団SBZ代表の山本太郎さん。実は石田三成を演じた俳優の松元信太朗さん。
右が脚本・演出の和希太平さん。この人のパワーとお客さんに喜んでもらえる面白い舞台を創ろうとする意欲はチョットやそっとではない。そのためのアイディアが次々と湧き出て来る。

 さぁ! これからだ ! !

                     輝 ☆彡 2014.7.28 



■2014年7月 佐藤 輝 出演

劇団SBZ公演 第2弾! に客演
脚本・演出 和希太平
天翔る盗賊 石川五右衛門


 品川区 スクエア荏原・ひらつかホール 
2014年7月24日( )〜27日( 日 )
 7/24(木)18:30 25(金)14:00 18:30 
 26(土)14:00 18:30 27(日)13:00 

 
入場料 ●指定席 6,000円 ●自由席 5,500円 

出演 :
生島勇輝/喜多川一穂
宮川智之/樹原ゆり/北嶋マミ
松元信太朗/高橋浩二朗

武田知大/佐藤一也/夏樹 弘/宮尾知里/安奈音々/金子桂恵
竹内政紘/加藤 直/山下慎悟/鈴木花純/葵 洋輔/桑田裕介
大智そあ/なつみ/中道宏幸/山之内和也/小林成美/小松雅樹/西田 圭
佐藤 輝



腹をかかえて笑って下さい ! ! 笑う悲劇です ! !

義賊・石川五右衛門が挑むのは
天下統一を成し遂げて高麗、百済から大明国、さらに
その先の世界制覇へと野望を抱く絶対権力者・豊臣秀吉

茶道の祖・千利休や出雲の阿国などを巻き込んで繰り広げられる大活劇

石田三成の娘・雪姫と五右衛門の恋の行方は・・・ !?

佐藤 輝は色好みの敵役・豊臣秀吉役で出演します
大悪
(おおわる)に初挑戦です 御期待ください



夏だ ! 真夏だ ! ! 
 
 暑っ ! !
 5月の末から30℃を超える気温になって、6月1日の今日はナ、ナント33℃ !
 あっちこっちで36℃を超えたところもあったと ! !

 このページも「春だ ! 」から途中が抜けて「夏だ ! 」に一足飛び。

 過去を振り返りつつ、季節に追いつくぞ !


俳優佐藤輝撮影 黄エビネ


 今年のベランダは椿に続いて黄エビネも好調。こんな立派な色鮮やかな花を咲かせて、今は種を付けている。



 山形・庄内平野の北に聳える名峰鳥海山2236m。
 出羽富士とも呼ばれる優美で壮大な姿を眺めて僕は育った。
 今年の夏に32年振りの登頂を目指している。

 5月は平野一面の水田に水が張られ田植えの準備が始まる。
 その農作業を始める時期を教えてくれるのが鳥海山中腹に現われる「種まき爺さん」の姿。


俳優佐藤輝 庄内町鳥海山種まき爺さん


 この日も、左(西側)に顔を向けて前かがみになって種をまく爺さんの姿が見えた五月晴れ。

      高曇り 鳥海 五月田にとけて  輝


 庄内平野のど真ん中に位置している故郷・庄内町。
 JR羽越本線と陸羽西線が接続している余目(あまるめ)駅前に新産業創造館「クラッセ」が先月オープンした。6次産業化(?)、地域産業活性化の拠点として町民が期待している施設。


俳優佐藤輝 新産業創造館クラッセ

俳優佐藤輝 庄内町新産業創造館クラッセ
どんな施設かを早く知りたくてオープン前に訪ねた。


 「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフが監修する食のアンテナレストラン「やくけっちゃーの」、地元産の食品などを取揃えた売店「あっでば」などが入っていて、我が故郷にしては洒落て開放された雰囲気の施設。

 この建物は元は庄内米を保管した米倉庫。僕の子供の頃は秋になると収穫したばかりの米俵を積んだ馬車が荷卸しの順番を待って列をなして賑わった。馬車から降ろして米に等級を付け、倉庫に担いで運び込む時に等級を確認しながら俵を背負わせる「こ〜れは○等だ どっこいしょ〜ど」の掛け声が思い出される。あの頃の元気な賑わいを町の中心部に取り戻す拠点になってくれることを期待した。
 「やくけっちゃーの」では何を焼いて食べさせてくれるのだろう。期待に舌が鳴る!
 次の帰省が楽しみで、胸ワクワク ! !


 庄内地方に行ったら必ず立ち寄って見るのが酒田港にある「みなと市場」と「海鮮市場」。
 日本海からあがったばかりの旬の魚介類はもちろん、地酒から季節の新鮮な野菜果物まで、嬉しくなるほど豊富にそろっている。海鮮丼などを食べられる店もあって、食事時などは1時間待ちの行列ができるほどの人気ぶり。僕は時間をずらして、それでも15分ほどは待ったが前回と同じ店でマグロの「みんな丼」を食べて大満足。


俳優佐藤輝 酒田みなと市場
ここはゼッタイお薦めだよ! セニョール! セニョリータ! と言いたくなる気分。



 5月4日は39年前に羽黒山山頂の出羽三山神社で結婚式を挙げた記念日。
 ここ数年はこの時期に帰省できる時間ができたおかげで、この日に記念の参拝をしている。


俳優佐藤輝 羽黒山


 今年は折良く550年(庚午)に羽黒神が示現したと伝えられる羽黒山午歳御縁年とあって、明治時代の神仏分離の過程の中で開山堂の蜂子神社に秘蔵されてきた僧形の開祖蜂子皇子像が期間限定で公開されていた。

 麓の手向(とうげ)地区にある随神門を入って、須賀の滝を見上げながら祓川にかかる神橋を渡り、平将門が寄進したと伝えられる古色蒼然とした国宝羽黒山五重塔を拝し、特別天然記念物に指定されている太い杉並木の間の長い石段を登って山頂の鳥居をくぐれば本殿手前左側に蜂子神社(羽黒山開山堂)が立っている。


俳優佐藤輝 羽黒山蜂子神社
後方右のお堂が蜂子神社。その左は厳島神社。


俳優佐藤輝 羽黒山齋館


 山頂手前にある齋館は階段の多い渡り廊下で本殿と繋がっていて、結婚式の控室や庄内平野を一望できる広い披露宴会場も備わっている。僕もここで披露宴をした。また、大晦日に行われる松例祭の主役二人の松聖が冬期50日間籠って修業をする施設でもあり、一般客が宿泊や精進料理の食事もできる。(予約が必要です。問合せ電話 0235-62-2357 )

 齋館でも折良く御縁年特別御膳のメニューがあると知って早速予約をした。
 メニューには入っていない、39年前の披露宴の時に余りの美味しさに隣接する席の分も含めて3個も食べた人がいたというゴマ豆腐を追加注文した。


俳優佐藤輝 羽黒山齋館八景御膳
これが特別メニューの「羽黒山八景御膳」。白い皿が追加注文したゴマ豆腐。


 伝統の精進料理をゆっくり味わうと大地の滋味が舌の上にじわっとひろがる。どれもあっさりした味付けだがおいしい。そして満腹。

 食事中に、メニューを考えた齋館の伊藤新吉さんがこの料理の食材のいわれや夫々にまつわる祓川の神橋から始まる羽黒山の八景をわかりやすく説明してくれて、味わうことを楽しみながら頭の中では山内の名所巡りを楽しんだ。

 庄内地方の生活文化には羽黒修験の考え方が深く影響しているが「月山筍と椎茸と油揚げの煮物」の説明を聞いて「庄内人の大好物筍汁は庄内地方のどこでご馳走になっても筍のほかに三角に切った生揚げと椎茸が必ず入っているが、このレシピは羽黒山の精進料理のいわれが元になっているのに違いない」と推察した。

 佳い、5月4日になった。


山形、んめもの三昧 

 もう既に美味いもののことは書いたのに、それでも書きたい ! 山形のんめもの。


俳優佐藤輝 酒田みなと市場
酒田港「みなと市場」で食べたマグロの「みんな丼」はこれだぜ! セニョール! セニョリータ! このレンズの先には、テレビのニュースで行列が出来る大評判の店の店長と紹介された、店長が。


俳優佐藤輝 天童温泉ゆぴあ ラ・フランスソフトクリーム
天童市民温泉「ゆぴあ」の湯上がりにはラ・フランスのソフトクリームがとろける気分の絶品。「花の山形 モミジの天童」と歌われる天童市はラ・フランスの大産地。一時ラ・フランスがイチゴに替わってしまったときは泣いたけど復活 ! 皇太子殿下の大好きなラ・フランスのアイスクリームも売店に。


俳優佐藤輝 山形市そば屋羽前屋
山形ではそばも美味い ! 山形市旅篭町にある老舗そば屋「羽前屋」の生そばと麦きりの合い盛り。歯触りのど越しの違いも楽しめる盛り。季節の花も嬉しい。



これはどこかの店にはあらず。山形市で地元産の新鮮食材を豊富に置いてあるスーパー「元気市場たかはし」を見つけて以来、食卓が豊かになったわが家。おかひじき、うこぎなど取れたて山菜はさっと茹でただけでしゃきしゃきの初夏の味わい。なぜか僕の好きなヒラメのえんがわがいつも買えるのが嬉しい。農協婦人部が漬けた一口ナスの芥子漬けも辛〜〜いけど大好き。でもこれだけは美味い不味いの差が大きいから選ぶときは要注意。某メーカーのものはナスはふにゃふにゃで味に深みやうま味がなく、ペッと吐き出したくなる。貰ってもゼッタイ食わない!


俳優佐藤輝 山形市千歳山


 山形市内で一番身近な山は千歳山471.1m。
 県庁の南側にあって盃を伏せたような三角形の、全山松に覆われた姿で存在感を示している。古くから「阿古耶姫」伝説で知られ、民謡の紅花摘み唄に「千歳山からナ〜 紅花(こうか)の種〜 まいたよ〜 それで山形 花だ〜ら〜け〜」と歌われている。

 帰省の行き帰りに近くを通って眺めているのに一度も登ったことがないなあと思い立ってハイキング。県庁寄りの登り口には醤油の香ばしい香りを漂わせている玉こんにゃくの店があって、たまらず1本をぱくり。辛子の利きが良すぎてツーンッ!

 登りはじめてしばらくは千歳稲荷神社の参道で、朱塗りの鳥居が長く続いている。
 その先が意外や意外、ちゃんとした登山道で、8月の鳥海登山に備えたトレーニングの積もりでトレッキングシューズを履いてストックを持ってきたのは正解だった。

 路傍のスミレとツツジが息切れを慰めてくれ、時々見える市街地や馬見ケ崎川が汗を押さえてくれた。

 日常生活の側にありながら手軽に登山気分が味わえる、佳い山だった。
 腹が減って、何を食べようかと帰りは早足になって千歳山公園に降りた。


俳優佐藤輝 三津屋

俳優佐藤輝 三津屋
空腹を満たした満足顔で出てきたそば屋は、ここも山形の老舗「三津屋」。手打ちの細麺がつるりっとのどを通る時のくわい感 ! 山形にそば屋は多いけど、夫々が伝統と個性を持っているからその違いを楽しめる。たまに山形そばの名声の上にあぐらをかいているような(高いだけで美味くない)店もあるので見極めが大事。


俳優佐藤輝 天童市そば屋一庵
普通のもりそば用のつゆと「肉そば」用のつゆ、この二種類のつゆが付いた「一庵そば」。てんぷらも付いている。天童市にあるそば屋「一庵」。休日には宮城や福島、新潟から関東地方のナンバーを付けた車などで駐車場がいっぱいになるほどの評判の店。河北町が発祥と言われる山形の「肉そば」は、鶏肉を煮込んでたっぷりの出汁を取り、それを冷やしてこりこりになった鶏肉を細切りにして入れたつゆに太めの手打ちそばをもった冷たいそば。コクのあるつゆが角のあるそばにからんで、丸みと深みのある味わいと共に舌触り噛みごたえのど越し感がバツグンの美味しさを味わえる。


 これらのんめものを夏の帰省でも美味しく満喫できるように、その前の公演を心残りのない充実した作品に仕上げたい。

 お客さんの心に残るレベルの高い舞台を創ろうと台本を読み込んでいる。
 新しい役柄への挑戦が始まっている。

 さ〜て、どんな役を、どんな演技で表現するか? 楽しみにお待ちください ! !

                    輝 ☆彡 2014.6.3




■2014年2月 佐藤 輝 出演

NHKラジオ FM放送
ラジオドラマ 青春アドベンチャー『魔術師』
(再放送)
2月3日(月)〜2月7日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
 2月10日(月)〜2月14日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

月曜日〜金曜日 22時45分〜23時 全10回放送

原作 : 江戸川乱歩 脚色 : 芳崎洋子 演出 : 江澤俊彦

【主な出演者】
篠井英介(明智小五郎) 橋爪 功(魔術師) 粟田 麗(文代) 春日井静奈(妙子)
冷泉公裕(語り) 佐藤 輝(波越警部)


俳優佐藤輝 nhk青春アドベンチャー『魔術師』
左端の脚色・芳崎洋子さん、その右奥演出・江澤俊彦さん、語り・冷泉公裕さん、
佐藤 輝、篠井英介さん、マイクをはさんで橋爪 功さん。出演者の皆さんと。

2013年に再放送された江戸川乱歩原作『黄金仮面』に引き続いて、佐藤 輝が名探偵「明智小五郎」の相棒「波越警部」役で出演しています。お楽しみください。

あらすじ
昭和初期。東京の資産家、福田得二郎のもとに脅迫とも犯行予告ともとれるメモが
毎日届けられた。恐怖を感じた福田氏は、警察に捜査を求める。
難事件と直感した警視庁の鬼警部・浪越は、信州で休暇中の明智小五郎に
急いで東京へ帰るよう電話で頼みこんだ。そして明智は帰京したのだが。
名探偵・明智小五郎と恐怖の"魔術師"との手に汗握る攻防が繰り返され、
背筋も凍る事件の発端が明かされる。
果たして、この事件の結末は? 

NHKラジオ放送はインターネットでも聴くことが出来ます。
電波状態に影響されないので、クリアに音の広がりを楽しめます。
NHKネットラジオ 『らじる★らじる』
http://www3.nhk.or.jp/netradio/player/
このページの(FM)を選んでお聞き下さい。



大寒 ! ! 寒鱈(かんだら)のドンガラ汁〜ッ ! !

 今日は、寒さが最も厳しくなる時期のうちでも寒さが極まる大寒。

 積雪量の多かった子供の頃の故郷・山形庄内地方ではこの時期2週間ほどの「冬休み」があった。
 音もなく雪降りしきる夕暮れの村中の通りを、網代笠をかぶって黒いマントを羽織った近くのお寺のお坊さんがお経を唱えながら寒行托鉢して回る鈴の音だけが響いてくる、墨絵のような風景を思いだす。

 この時期の喜びは日本海の冬の味覚「寒鱈のドンガラ汁(じる)」。
 山形・庄内人が一冬のうちに絶対食べないではいられない、体の芯から温まるアツアツのうま〜い鱈汁。

 猛吹雪の道を歩き、真っ白に雪をまとった姿で帰宅した家族みんなが、そろって囲んだ食卓の真ん中でもうもうと湯気をあげた大鍋。寒鱈のドンガラ汁。

 鱈の身も腹もエラもダダミ(白子)も骨もぶつ切りにして煮て豆腐とネギを加え、味噌と酒粕で味つけした汁を大きなお椀に盛りつけて仕上げに天然の岩のりを乗せて、ドンガラ汁の完成。

 お椀から立ち昇る湯気の中に顔を近づけると岩のりの磯の香りに続いてたっぷりと鱈のダシが利いた味噌汁と酒粕汁のふくよかな香りのミックス! !
 ふうふう吹きながら、熱さを我慢しながら、もう言葉もなくドンガラをせせり、豆腐とダダミを舌の上で転がし、薄茶色の肝の格別なうまさに歓声をあげる。
 外の吹雪などすっかり忘れて別世界。心ははずみ、体はぽっかぽっかの仕合わせ気分になる。その夜は家族みんなが機嫌が良かった。

 「今年はその寒鱈の漁が最盛期を迎える頃に海が荒れて中々良い鱈が上がらなかった。ようやく漁が再開されたばっかりの寒鱈だ ! 」との電話説明付きで、18日に鶴岡市に住んでいる兄から日本海の寒鱈が届いた。
 早速、豆腐とネギを買って、夜は「寒鱈のドンガラ汁」。


 


 何て言う、この美味さ。汗を拭きながら、大腕二杯。仕合わせ感に浸った。

 そして昨日も、夜は「寒鱈のドンガラ汁」。

 トレーニングのアクア・エクササイズを2コマやって腹ぺこだった今日も夜は「寒鱈のドンガラ汁」。

 食べたことがない人にはぜひとも勧めたい、冬の庄内の味「寒鱈のドンガラ汁」。この仕合わせを分けてあげたい。

                     輝 ☆彡 2014.1.20


正月帰省は冬味覚 

 2013年の暮は12月28日夜に東京を発って、山形へ車で帰省。
 荷物を運ぶのが楽だし、親戚回りとか買い物とか見舞いとか温泉巡りとか、帰省先での移動には車が欠かせないから、この10年ほどはほとんど車で帰っている。

 30日は生家のある庄内地方に。

 3年間通った高校がある酒田市の港には、「海鮮市場」や「みなと市場」など、地元産の魚介や野菜を売っている店が並んでいる。獲れたての新鮮な食材が、安い ! !
 安心して美味しく腹いっぱい食べられる食材の山に嬉しくなって、ついつい買いすぎる。

 買い物が一段落したら「みなと市場」の中の食堂で腹ごしらえ。


俳優佐藤輝 酒田市みなと市場


 このまぐろの「みんな丼」、中トロ、ネギトロ、赤身がたっぷり乗っていて、んもぅ ! 言葉が出ないです。


 その夜、酒田で仕入れた庄内砂丘から掘り出した新春の目覚めの味覚「きもと(あさつき)」とヤリイカの酢みそ和え、ヒラメのえんがわ、ゆでた毛ガニをむさぼり食う !

 シャキシャキした「きもと」とサッと茹でたヤリイカのしこしこ感。脂とうま味が口の中にじわぁっとひろがるえんがわのこりこり感。口いっぱいにもごもごと甘みがたまる毛ガニ ! うまいことっ ! かぎりなし !


俳優佐藤輝 酒田市みなと市場 きもと


 大晦日には2013年のもろもろの汚れを吹き払うにしては大き過ぎる厄払いに遭遇し、迎える新年に対する期待を更に大きくふくらませた。

 この1年を無事に過ごせたことと『まくべっと』という作品に出会えた幸運に感謝しながら、酒田で仕入れた紅ズワイガニを肴に、これも酒田から届いた銘酒「初孫」の2本セット「南天魔斬」のうち、年を締めくくるのにはぴったりのその名も大吟醸「南天」をちびりちびりと味わいつつ旧年に別れを告げることができた。


俳優佐藤輝 酒田市みなと市場紅ズワイガニ

 
 日本海で獲れた紅ズワイガニの深いうま味と「南天魔斬」の芳醇なコクが合わさったしあわせ気分を体全体で感じながら夢見心地で新年を迎えた。

 みなさんにとっても、希望あふれる2014年でありますように ! !

 「大き過ぎる厄払い」の中味についてはもろもろが決着した時点で報告するつもりです。

                     輝 ☆彡 2014.1.18


冬のおじぎ草 ! ? 

 いつもなら8月から9月にかけて花を咲かせて10月に入ると羽抜け鳥のように潮垂れて葉も根も枯らしてしまうおじぎ草が、暮れも暮れの今、毎日花を咲かせている。





 7月初めにホームセンターのグリーンコーナーでポット植えの苗を買ってきてベランダで育てているのだが、同じような苗から育てているのに今年は何故か花が中々咲いてくれなかった。

 それが、もう諦めていた10月中頃になってある朝ポツンと一つだけ花を咲かせた。が、その続きは咲かないままなのに、いつもならもうすっかり枯れている時期になっても葉は枯れずに、律義に朝夕は葉を開いたり閉じたりしていた。蕾もたくさん付いている。それを見かねて鉢をリビングに入れてやったら、3日ほどしたら朝「爺さんの無精ヒゲ」のような小さく薄く弱々しい、もう枯れてしまっているようなうらなり花を咲かせていた。
 これじゃぁダメだと気にも留めずにいた昼過ぎに見ると、花が !、花が ! !、一人前に咲いている ! !
 以来、毎日、一つずつちょっと咲き始めては夕方に立派な花に成長してくれている。



 丁寧なおもてなしで評判の山形・上山市にある「日本の宿 古窯(こよう)」の女将さんが『まくべっと』の好評を祝って地元産のラ・フランスを贈ってくださった。それもずしりと立派な5L。

 山形のラ・フランスは本当に上品な甘さととろりとした滑らかな歯ごたえが、心を浮き浮きさせてくれる。
 指定されている食べごろを我慢して待った日、もう上品を忘れて・・・ううん! おいしい !
 いつも応援していただきましてありがとうございます。





 『まくべっと』のご褒美は更に。
 今年30周年の東京ディズニーランド。クリスマス・イブ・イブ。







 今日もアトラクションをのべ11回満喫 ! ! 先ずは「ビッグ・サンダー・マウンテン」、これどきどき。



 「くまのプーさんのハニーハント」は絵本の世界に飛び込んで冒険ファンタジー。



 アトラクション間の移動中に、予定外のパレードにも遭遇。



すぐに乗れるし、心は汚れを知らない無垢の時代にもどれる「イッツ・ア・スモールワールド」も必須。

     




 閉園時間を過ぎてもまだまだ写真を撮っている。


 世の中、こんなになってしまうのかと嘆くことが矢張り多かった2013年。
 その思いも込めて参加した『まくべっと』。
 この素晴らしい作品と出会えたことが、来年だってこの思いを更に強く持って頑張るぞと思いを強く持たせてくれた。
 ありがとう ! ! 『まくべっと』! !

 今年何かと支えてくださった皆さん !
 ありがとうございました。
 2014年もどうぞお元気で、良き年でありますように ! ! !

                     輝 ☆彡 2013.12.28


師走、「大雪」から「冬至」へ 
 
 師走はいつも急にやってくる。
 気が付いたら今年も残り何日と、何となくそわそわと落ち着かなくなる。

 『まくべっと』は出演者全員が極限までエネルギーを傾注して活力にあふれた舞台を創って、出演している僕ですら客席から観たいと思ったほどのまれに見る素晴らしい作品になった。

 俳優は究極の「頭脳的肉体労働者」だ。千秋楽までは気力と精神力で体力を維持して舞台を創ったが、公演が終わったとたんに多くの出演者が体調を崩したらしい。

 僕は千秋楽翌日にはハードなトレーニングを2コマこなして「ほら、余裕の体力だ。俺もまだまだ捨てたもんじゃない」と悦に入ったのも束の間、その夜からせき込んでしまい名誉ある(?)体調不良者の仲間に入ってしまった。そしてぐずぐずと悔しい思いをしながら2週間も過ごす羽目に。

 その間に山形へ帰省した。
 もう初雪が降って冷え込みも厳しくなったと聞いて、自動車のタイヤを冬用のスタッドレスに交換しながら、地元産の安全新鮮な野菜や米沢牛をたらふく食べるために。これで元気を回復する ! !


俳優佐藤輝 山形 紅葉
帰省先の近くの公園は桜の紅葉が散り敷いている。春の花見、秋の芋煮会の会場。


 その後は体調が回復してトレーニングを再開し、上野の東天紅で開かれた故郷山形県の庄内町出身者で作っている「東京庄内会」にも出席できた。
 司会者に突然ステージへ呼び上げられて挨拶を所望された。会場には『まくべっと』を観てくれた皆さんもいて、その人たちと目が合ってしまい、その眼差しに引っ張られるように、本当は咽喉が本調子でないからと歌うのを断っていた「最上川舟唄」を歌った。追分け部分の高音が出るか気が気でなかったが、嬉しいことに客席から「張りがある声でさすがプロだ。今日一番良い歌だ ! 」との声も聞こえて、思ったより好調子で歌うことができたようでホッとした。

 この人たちからは、感嘆の思いをこめた『まくべっと』の感想を聞くことができて、あらためて素晴らしい作品に出演できた喜びを噛みしめた。


 11月27日。三の酉。銀座線田原町で降りて千束の鷲神社へ。


俳優佐藤輝撮影 千束・鷲神社酉の市


 例年より冷え込まず、並ぶ時間も40分たらずで短く、拝殿前での体力勝負のような押し合いへし合いの混雑もなく、心おだやかに参拝ができた。

 帰り道は少し遠回りして浅草・浅草寺に参拝。
 もうほとんど人通りが途絶えたかと思える無人の境内だったのに、写真を撮りながら周りを見ると、同じポジションで写真を撮っている人たちがいっぱい。


俳優佐藤輝 浅草寺


 店が閉まっているとこんなに長く感じるんだと思いながら仲見世通りを抜けて雷門へ。

 ついこの間、10年ぶりに作り替えられた大提灯が色鮮やか。
 スカイツリーも間近に見えるここにはまだ多くの人たちがいて、記念写真を撮っている。
 羽子板市や初詣で人があふれる日が近い。


俳優佐藤輝 雷門


 たゆたうギターの響きとやわらかな歌声(カンテ)に心ゆさぶられ震えた。

 12月2日夜。国際的なギターリスト、ソンコ・マージュさんの演奏を聴いた。

 ジュディ・オングさんの版画の先生として知られる版画家井上勝江さんの個展が銀座5丁目にある養清堂画廊の「開廊60周年記念企画」として開かれて、そのオープニングパーティーでソンコ・マージュさんが井上勝江さんの版画をバックにして演奏された。


俳優佐藤輝 ソン・コマージュ


 マイクなしの、生のギターと歌声、語りが心に染み入った。

 フォルクローレの巨匠アタウアルパ・ユパンキが「心の川」の意味を持つ「ソン・コマージュ」という名前を贈った、世界で唯一人の弟子。
 ユパンキが作った「夜の祈り」「エル・アラサン」「トゥクマンの月」、高木恭造の津軽弁の詩「陽コあだネ村」「結婚の晩」など・・・ギターの響きと音の流れの広がりが大地と人生の不条理を感じさせてくれて、その名前の意味といきさつを素直に納得させてくれる。

 揺れながら響く心地良い音の流れが、ソン・コマージュさんの哲学の世界だ。

 展示されている版画の大作「もののあわれ」とギターの響きが、丁度40年前に山形県長井市在住の版画家菊地隆知さんを通じて知り合って以来の井上さんの「花」をテーマにした大河のような数々の作品の思い出に重なって僕の心の中に壮大な宇宙を見せてくれた。


俳優佐藤輝 井上勝江 ソン・コマージュ 王子江
水墨画家王子江さん、ソンコ・マージュさん、井上勝江さんと大作「もののあわれ」の前で。


 画廊中央にある柱に背をもたせて床に座り込んで聴いた素晴らしいひとときだった。

 人生と壮大な世界を感じさせて、生きる勇気と未来への希望を持たせてくれる。
 そんな作品を次も ! ! と、心に決めた。

                   輝 ☆彡 2013.12.08


夏はふるさと 
 
  24日に、この夏2回目の帰省をした。

 数カ月前に、義母がお世話になっている山形の高齢者介護施設から、施設の夏祭りにゲストとして何か歌ってもらえないかとの依頼の連絡を貰った。

 以前健康管理と体調チェックで長いこと診て貰っている呼吸器内科の先生に「佐藤さんが舞台で歌っているような歌を、機会があったら高齢者の皆さんに聞かせてあげてください。そして大きな声で歌うことを勧めてください。肺を強くし、心臓を強くし、明るく元気に暮らせるようになるんです。」と言われていたことを思い出し、スケジュールを確認してもらってOKの返事をした。

 24日の夕方、会場の施設へ。
 数日前でも秋田や新潟、仙台で雨模様の予報だったので、野外の予定は屋内に変更になるだろうとザンネンに思っていたが、明け方までパラついていた雨は日中には上がって真っ青な晴天に。
 施設前の駐車場に特設ステージと、テーブルと椅子の観客席がセットされて、周りには夏祭りの定番焼きそば、焼き鳥、ヨーヨー、かき氷や綿あめなどの屋台。
 施設の入居者とデイサービス利用者、その家族、それに近隣住民が客席に。

 ケアマネージャーやヘルパーさんなど施設スタッフの皆さんが中々多芸の持ち主で、練習を重ねた歌や踊りやコント、クイズなどで楽しませてくれた。

 僕は『ラ・マンチャの男』のファンファーレで登壇し、ドン・キホーテとサンチョ二役の歌を一人で歌い、会場の多くの人が知っている「♪ 広き野を 流れゆけども 最上川 最上川 海に入るまで 濁らざりけり 濁らざりけり」、山形県民の歌『最上川』を会場の皆さんと一緒に歌った。僕は歌いながら、誘いに乗って一生懸命力いっぱい大きな声で歌ってくださっている入居者の皆さんの真剣な表情を見て不覚にも思わず声を詰まらせてしまった。

 僕の俳優としての座右の銘は「毎日が初日(しょにち)」。

 1カ月とか2カ月の長期公演でも、慣れに流されないで、初日を迎えた時の真摯な気持ちで毎日の舞台を務める、と言う心構え。その日の舞台に期待して劇場に来てくださったお客さんに、一番の出来の舞台を観ていただくのが俳優の仕事。それは、理想を求め続けるドン・キホーテの遍歴の旅に通じる。そして人生そのものが新しい今日と出合う「毎日が初日」。

 そんな思いを語ってから『見果てぬ夢』を歌った。


俳優佐藤輝 ラ・マンチャの男を熱唱


 思いが皆さんに伝わったようで、盛大な拍手をいただいた。
 皆さんに聞いて貰えて良かった。またこんな機会があったら積極的に関わりたいと思える、満ち足りた気持ちになった。 


 これより1週間前には夏休みのお盆帰省をした。

山形の夏は花火と日本海生岩ガキ 



山形市西部、須川河川敷での山形花火大会。 

 
俳優佐藤輝 山形日本海の岩ガキ
日本海で獲れた生の岩ガキにレモンをたらして。山と海の滋味が甘いミルクのように口中に広がる。


夏バテ回復は庭で米沢牛焼肉パーティー 


俳優佐藤輝 米沢牛の野外焼肉
米沢牛も茄子も椎茸もシシトウも、安心の山形産。腹いっぱいの大満足。虫の音を聞きながら。 


この夏のメインテーマは1984mの月山登山 

 雲の峯 幾つ崩(くずれ)て 月の山  芭蕉 (奥の細道) 

 羽黒修験道の聖地・出羽三山の主峰月山への登山は今回で4回目。
 今までは羽黒山側の8合目からと、湯殿山からのコースを登ったが、今回は初めて夏スキーで知られる南側西川町からの姥沢コースを登った。

 まず左前方に雪渓や白いコバイケイソウの群落が広がる姥ケ岳を眺めながらゆったりと上る姥沢からのリフトが気持ち良い。

 足もとには靴底が触れるほどの近さに紫の色鮮やかなエゾオヤマリンドウなどの高山植物の花々とその花にたわむれる今まで見たことのない奇麗な縞模様の蝶々たち。

 まるでお花畑の上を空中散歩しているような心地良さに大感激 !

 リフト上駅から姥ケ岳への上り道。池塘が空を映し木道際にワタスゲが風に吹かれている。



俳優佐藤輝 月山姥ケ岳

 
 姥ケ岳から金姥、牛首を経由して頂上を目指した。


俳優佐藤輝 月山金姥
姥ケ岳から金姥への下り坂。金姥で湯殿山コースと合流する。


俳優佐藤輝 月山牛首雪渓
牛首の手前、南側の斜面には雪渓と花々。

 
俳優佐藤輝 月山山頂月山神社
山頂の月山神社。


俳優佐藤輝 月山山頂弥陀ケ原コース
山頂直下、8合目に下る弥陀ケ原コースの始まりにチョット。


俳優佐藤輝 蔵王温泉川原湯
登山の疲れは蔵王温泉の共同浴場「川原湯」に浸かってさっぱりと洗い流した。湯上がりの夜風がなんとも心地良い。


登山といえば、28年前の8月、富士山登頂

 今年、2013年6月にユネスコの世界文化遺産に登録されて、押すな押すなの登山者が押しかけている富士山。

 28年前、晴天の1985年8月14日。

 東京から50cc原付きバイクのゴリラで富士スバルライン富士吉田口5合目まで直行。そこから登山道を登り、夕方に8合目のトモエ館に着いて1泊。

 15日早朝に山頂まで登って、茜色のご来光を拝んだ。


俳優佐藤輝撮影 富士山頂1985年8月15日のご来光


 日の出を待つ間の夜明け前の寒さは体がガタガタ震えるほど。でも日が昇るにつれて気温は急上昇、薄い空気と寝不足も手伝って山頂で大の字になって眠りたい気分だった。





 この日も好天に恵まれて眺めは良く、伊豆半島の山並みや西伊豆の海岸線を確認しながら時計回りに外輪山のお鉢巡りを楽しんだ。


俳優佐藤輝撮影 富士山頂1985.8.15
後ろに見える富士山測候所は当時バリバリの現役測候所。


俳優佐藤輝撮影 富士山頂1985.8.15
富士山山頂(標高3,776m)の最高地点「日本最高峰富士山剣ケ峰」の石碑近くで。後方には八ケ岳の峰々が連なって見える。


 この富士山登頂の3日前、1985年8月12日夕刻に御巣鷹山に日航機が激突する大惨事があった。
 ダッチロールしながら迷走した機内から、絶望感の中でこの富士の夕景を眺めた搭乗者もいたかも知れない。その心情を想像するだけで胸が苦しくなる。

 多くの犠牲者の皆さんのご冥福を、あらためて心からお祈り申しあげます。合掌。



山形を食す 

 季節の変化が大きく、海、川、平野、山など自然環境が多彩な山形県は新鮮で豊かな食材に恵まれている。
 昔からの伝統食に加えて、それらの食材を生かした山形ならではの新しい料理の店が育ち根づいていて、帰省の度の大きな楽しみになっている。

 この夏も、喜び楽しんだ。


俳優佐藤輝 山形の肉そば


 山形のそばは美味い。香り、歯ごたえ、のど越しの良いこと。なんといっても農家の居間で食べるような、太い田舎そばが大好き。

 山形の「肉そば」の肉は驚くなかれ、とり肉。これが山形の常識。
 それも冷たい肉そば。なのに脂っぽくなくこくがある。


俳優佐藤輝 山形市肉そば立花
こりこりと煮詰められた鶏肉と生そばの食感が口の中でミックスされて良い感じのハーモニーを奏でる。山形市から天童市に向かう漆山の道沿いにある「肉そば立花」。


俳優佐藤輝 山形市ムッシュ・サトー


 山形県庁の近くにあるフランス料理のレストラン「ムッシュ・サトー」。

 遊び心で盛りつけした繊細な味付けの定番料理に安心して納得する。


俳優佐藤輝 山形市ムッシュ・サトー
魚介7種のポワレとタラバ蟹の生春巻き。


 天童市役所に近い「ビストロ パ・マル」。訪ねる度に新しい料理に出会える楽しみがある。


俳優佐藤輝 天童市ビストロ パ・マル
白鷹馬肉のカルパッチョとグルヌイユ(かえる)のフリット。


俳優佐藤輝 天童市ビストロ パ・マル
牛ミスジ肉のステーキ。さっぱりとした肉のうま味に塩味の利いたポテトチップスの相性がバツグン。


俳優佐藤輝 天童市 ビストロ パ・マル
このシャキシャキシュルーと口の中で溶けていく冷たい食感が面白く、夏にぴったりのデザート。彩りも鮮やかなマンゴーとバジルのパルフェ。


 山形の1週間の違いは季節を変えていた。クーラーをつけることも忘れて、明け方の肌寒さに震えて目覚めてあわててタオルケットを探した。


 3.11東日本大震災被災者と福島原発事故の被害者皆さんの、2年半も経つのに救われることなく今なお続いている苦しみ、将来への不安を想像しながら『まくべっと』の台本を読み返していた夏休み。

                     輝 ☆彡 2013.8.29





俳優佐藤輝 7歳 山形県庄内町 余目八幡神社
7歳、余目八幡神社祭り。花持ち





 
山形県・庄内地方・庄内町03年3月〜04年12月 05年2月〜06年6月 06年7月〜07年5月 07年6月〜08年12月 
09年1月〜10年1月 10年4月〜11年3月 11年3月〜6月 11年7月〜12月 11年12月〜12年3月 12年5月〜11月
 12年11月〜13年5月 13年8月〜14年7月 
14年8月〜16年7月  16年8月〜現在   山形県出身芸能人文化人 
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