佐藤 輝様 投稿者
:
K・S 06.3.8
『OHダディー! 』公演、無事に千秋楽まで終わり、おめでとうございます。
私は3月1日に観劇しましたが、昨年の『ラ・マンチャの男』以来の佐藤さんにお会いできて嬉しかったです。
『OHダディー!』は誘一役の川平慈英さんのコミカルな演技がまわりの方たちをまき込んでいって楽しく話を進めいき、終った後はにこにこと笑顔のこぼれるミュージカルでした。
私は初演を観ていたのですが、再演だけあって前回よりもこなれていて、テンポアップしてよりおもしろくなっているような気がしました。
歌もダンスシーンも同じようにあったのに、今回のほうが終演後の印象が強く残っています。
大好きな輝さんが出演されているせいかもしれませんね(笑)
佐藤さんはオペラ好きのマフィアのドン・コルレオーネと田舎町の住人のジョーの二役で、それぞれに味のあるおもしろい役だったなと思いました。
マフィアのドンは歌声と影のみでしたが、私は「待ってましたーっ! 」と心の中で叫んでいましたョ。影を使って大きく見せる演出はにくいですね。
椅子に座っての登場では、少し斜めに座り、足を前に投げ出して、大柄な人に見えるようにされてましたよね。声も低めのお声で、考えたらこういう声の輝さんを見たことがないような気がして、新鮮な感じがしました。このお声には私はちょっとハマリましたよ。この声の渋い役も観たいなー!
なんて・・・。
ドンが立ち上がった時の佐藤さんと川平さんの間の空気もおかしかったですね、「え! あれ? 背が・・・」という声が聞こえてきそうで(笑)
強面のマフィアだけど、若い時に友情を結んだマサに対する想いは今でも健在で、だから「金を返せとやって来たのか? 絶対に返さないぞ!
」というセリフに、その借金は自分とマサのものだ! 他のヤツにはたとえ息子でも奪わせないぞ! このままなんだ、という気持ちが込められているように感じました。佐藤さんの演技で、何度も会っているわけでもないのに、ドンとマサの間には職業なんて関係ない強い絆があるんだな、と伝わりました。
コルレオーネの歌はオペラ調にマサとの友情を真面目に歌っているのですが、気持ちが入って歌っている姿をみると、逆に少しコミカルな感じがして、途中からは(気持ち良さそうでいいなあ・・・)と、見ていた私の口元に笑みが浮かんできました。
歌い終った後は、「あっぱれっ! ! 」と声をかけたくなるようで、大きく拍手をしていました。
誠実な歌声にきっとマサといる時は、一人の男としてマサと向かい合っていたんだろうなというのがみえたような気がしました。
佐藤さんの一生懸命に朗々と歌われる姿に、オペラ好き・・・・・のマフィアという役はとても合っているなと思いました。素敵でした。
さて、田舎町のジョーは、赤いバンダナとオーバーオールでバス停に座っている姿がなんだかもうはまっている感じがしました。ちょっと年齢不詳ですが、相棒らしきペンよりは年配ですよね。久しぶりに見る来訪者が珍しくて(それも若い26才!
笑)嬉しくて、話をしたくてしかたがないという感じがとても出ていて、そのくせ誘一に「それはほら、もらえるものをもらえれば・・・」と明るい高めの軽快な口調で手を出すしぐさが、けっこうしたたかで、でもにくめない人というか、こういう役は佐藤さんはとっても似合ってますよね。
目の前でみた誘一とビアンカのお互いの一目惚れのデュエットの後に、「いやぁ、いいもの見せてもらった」と言って笑うところがまあ何ともかわいらしくて、(笑)。確かにいいもの見せてもらいましたが・・・(笑)
ペンと二人でのアカペラでのデュエットも真剣な顔で真面目に歌い続けられると、あきれちゃうけどおもしろくなってきて、でも歌はとてもきれいに美しくハモっていてうっとりしました。
誘一が帰る時のバス停での駐在さんとペンとののりのりのロックな歌も楽しかったです。こういう曲調の歌はめずらしいですよね。
それにしても8年も音信不通だった父がいきなり亡くなったとの連絡を受けて、更にびっくりするような遺言を聞き、旅をしていくうちに、自分の知らない父を発見していき、最後にはたくさんの兄弟姉妹ができてしまい、ハッピーエンドになるなんて・・・芝居ですよね〜
でも、旅の途中で皆から父について教えてもらううちに、それもありえるかなーと思わせられてしまいました。実際に出演しないのに父親が目に浮かぶようで・・・
(ゴメンナサイ、そうは言っても村井さんの姿がうっすらと・・・)
彼や彼を愛した人達が誘一をはじめ息子や娘たちを暖かく育てたからかしらと思わせられてしまいました。
ラストの皆での合唱に前を向いて明るく歩いて行こうよ、と言われているような気がして、すがすがしい気持ちで観終りました。
楽しい気持ちになれるオリジナルミュージカルを観られて、とても幸せでした。パンフにも書いてありましたが、日本のオリジナルミュージカルコメディーというのは少ないんですよね。
本当に楽しかったです。ありがとうございました。
また次回作でお会いできるのを楽しみにしています。
K・S
「OHダディー!」 投稿者
:
庄内町・佐藤 06.3.4
輝 様
先日は面白いミュージカルをありがとうございました。
最高に良い席をとっていただき、俳優さん達の表情までいきいきと伝わってきて、最後までとても楽しく引き込まれていきました。日本にもこんなミュージカルが生まれたことを嬉しく思いました。
今までのミュージカルには、どちらかというと芝居と踊りは上手でも、歌がもう一つという感じのものもありましたけれど、輝さんに関しましては、三拍子揃っている役者さんだとつくづく感服いたしました。歌も誰より声量があり、まさに朗々として「オペラの好きな」マフィアにぴったりだったと思います。
今までにいろいろ拝見させていただきましたけれど「この役は輝さんだからこんなに面白いのだ」と観客をうならせることのできる数少ない役者さんであることをすばらしいと思いました。
あの日の東京は、雪国におとらぬ寒さでしたけれどほのぼのと心暖かくなって劇場を後にしました。
輝さん、楽しい時間をありがとうございました。
くれぐれもお体を大切に、これからもどうぞご活躍下さいませ。
山形県庄内町・佐藤
Kyoちゃん 投稿者
:
サンチョ 06.2.24
お久し振りです。メール、ありがとうございました。
いよいよ明日が『OHダデイー!』開幕。今日、順調に舞台稽古が終りました。新しい役柄へのトライが何とも楽しく、早く明日の本番が来ないかと待ち遠しい気持ちです!
僕も時々Kyoちゃんのブログを拝見しています。(そのブログはメンバー・オンリーですが)
JOHNの涙ぐましい大型二輪への挑戦記や美味しそうな食事のレポート、それに安蓮クンの成長の早さなど、写真も沢山あってMINEO
FAMILYの楽しい日々が見えてきます。
そうなんです! 3月には61才! 自分でもびっくりします、ハイ。
掲示版への書き込みは皆さん夫々に書き込んでいるようです。新しい項目を作って下さっても、内容が関連する項目に書き込んで下さっても結構です。自由に、楽しく利用して下さったら嬉しいです。おいでをお待ちしています!
左側JOHN、Kyoちゃん、安蓮クン、右側中央が僕。
この写真、NYでの楽しい食事の思い出。この間のNYの大雪のニュースを見ながら思い出しました。
Kyoちゃんと
ミュージカル『その男ゾルバ』で共演したのが93年。その後、Kyoちゃんは振付・演出補だったJOHNと結婚して渡米。矢張り共演した日夏さんも渡米。
そこへ98年3月に僕が『34丁目の奇跡』の判事役の役作りのために裁判所を訪ねてNYへ。そこで皆さんと再会し、丁度JOHNが出演していた『CHICAGO』やブロード・ウエィの舞台を楽しむことが出来たのでした。
再会し喜び合った時を思い出しました。楽しかったね !
FAMILYが帰国して1年、箕面の山々もそろそろ春の色を帯び始める頃でしょう。春のツーリングを楽しみに、お元気でお過し下さい。
また、お待ちしています!
それにしても、過去を振り返るとこんなに色々あったんだとあらためて思う。これからも中味の濃い、挑戦の日々でありたい・・・なんて、真面目なことを、あそびごころで言ってみる。