オフィス天童 企画・製作
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
験試し
お蔭さまで大好評をいただき公演を終えることができました。
おいでくださった皆さま、応援してくださった皆さまのお蔭です。
心より御礼申し上げます。
オフィス天童
オフィス天童 企画・製作
春秋山伏記プロジェクト公演情報
2024. 9. 26 (木) 昼14:00 / 夜18:00
東京•住吉 ティアラこうとう 小ホール
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
9月の空の広がりと共に稽古に入る。
9月26日の『藤沢周平 春秋山伏記 験試し』公演に向かって!!
昨年までの会場から広い会場に変更になったこともあって
普段は演出として前進座など多くの舞台を手掛けている鈴木龍男さんに舞台監督をお願いした。
左から舞台監督・鈴木龍雄さん、いつもチラシでご覧の白幡大介さん、公演ガイドの僕、老若男女次々と役を替えて出演の大場圭祐さん、おとし役の渋谷宏美さん。
コロナを乗り越えたこの3年間の時を自分のものとして
単なる再演と納得させない、新たな挑戦!!!!
ご覧いただく価値は十分にあります。
オフィス天童 企画・製作
春秋山伏記プロジェクト公演情報
2024. 9. 26 (木) 昼14:00 / 夜18:00
東京•住吉 ティアラこうとう 小ホール
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 白幡
大介
渋谷 宏美 大場 圭祐
ピアノ演奏/ 上田 亨
佐藤 輝 出演情報
2024. 9. 26 (木) 昼14:00 / 夜18:00
東京•住吉 ティアラこうとう 小ホール
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
初めての会場での公演に向けて
会場打合せ・・・
東京・住吉にあるティアラこうとう 中ホール
やっぱり汗びっしょり
左・舞台監督の鈴木さんと同じく、初めて一緒に舞台創りに参加していただくプロジェクター操作・宇野雷蔵さんと。
佐藤 輝 出演情報
2024. 9. 26 (木) 昼14:00 / 夜18:00
東京•住吉 ティアラこうとう 小ホール
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
9月の空の広がりと共に稽古に入る。
9月26日の『藤沢周平 春秋山伏記 験試し』公演に向かって!!
昨年までの会場から広い会場に変更になったこともあって
普段は演出として前進座など多くの舞台を手掛けている鈴木龍男さんに舞台監督をお願いした。
左から舞台監督・鈴木龍雄さん、いつもチラシでご覧の白幡大介さん、公演ガイドの僕、老若男女次々と役を替えて出演の大場圭祐さん、おとし役の渋谷宏美さん。
コロナを乗り越えたこの3年間の時を自分のものとして
単なる再演と納得させない、新たな挑戦!!!!
ご覧いただく価値は十分にあります。
→ 現在閉鎖中
春秋山伏記プロジェクト公演情報
2024. 9. 26 (木)
開演時間 昼 14:00 / 夜 18:00
東京・住吉 ティアラこうとう 小ホール
春秋山伏記プロジェクト第4回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
験試し (げんだめし)
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 白幡
大介 渋谷 宏美
大場 圭祐
ピアノ演奏/ 上田 亨
構成・演出/佐藤 輝 演出協力/白幡 大介 音楽/上田 亨
照明/若井道代 ステージング/神崎 由布子 衣裳/竹林 正人
宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所
鶴岡市立藤沢周平記念館 新潮社
春秋山伏記プロジェクト公演情報
2023.6.30(金)〜7.2(日)
開演時間 6/30日(金)19:00 7/1日(土)13:00 / 18:00 7/2日(日) 13:00
神楽坂・THEGLEE
春秋山伏記プロジェクト第3回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
火の家
藤沢周平「火の家」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 斎藤 志郎 渋谷 宏美
大場 圭祐
白幡
大介 佐々木 亜希子
ピアノ演奏/ 上田 亨
構成・演出/佐藤 輝 演出協力/白幡 大介 音楽/上田 亨
ステージング/神崎 由布子 衣裳/竹林 正人
宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
大好評「狐の足あと」に続く第3弾!! 「火の家」
藤沢周平が描いた
故郷の「庄内人」
藤沢周平のミステリー
そのよそ者はなぜ居座り続けるのか‥‥
村役人はなぜ追い出そうとするのか‥‥
藤沢周平『春秋山伏記』
村の神社の別当として羽黒山から遣わされて定住した若き里山伏•大鷲坊(たいしゅうぼう)と村人たちとの交流を、庄内地方の美しい四季の変化を背景に心暖まるヒューマンなタッチで描いた作品。江戸時代後期の農村の日常が舞台であり、そこで暮らしている村人の誰彼が主人公の異色時代小説。サスペンスに艶笑譚も織り込んで、逞しくユーモラスな人間模様が生き生きと描かれる。「験試し」「狐の足あと」「火の家」「安蔵の嫁」「人攫い」の5編からなる。作者が特に庄内弁にこだわって、庄内地方の風土と庄内人の心情を描いた物語。
火の家
櫛引通野平村に春の風が吹いた日、若い男が村に入ってきた。長旅の疲れが男の色あせた着物にも現れていた。それから数日が過ぎて、谷川を遡った古い水車小屋に人がいるらしいと言う噂が流れた。夜更けに、村はずれに住む銀平の家族が、水車小屋あたりに火が燃えているのを見たのだ。化物がでると噂されるその水車小屋は長い間使う人もいなくなった廃屋で、水車も回っていない。
気になった銀平は翌朝、山道を遡って水車小屋に向かった。
そこで銀平は焚き火のあとを見つけた。そして水車小屋の隙間から、中を覗いた‥‥。
昭和53年『春秋山伏記』に出会って、この物語は、永遠に、庄内の風土、人々の人情や暮らしをつぶさに語り継ぐ庄内風土記だと感動して以来、舞台で表現したいと、ずうっと思い続けてきました。その実現に向けてプロジェクトを呼びかけ、メンバー皆さんの参加をいただきました。心から感謝しております。
佐藤 輝
春秋山伏記プロジェクト
作者が『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、東京から広く発信するプロジェクトです。
未来へつながるプロジェクトです。
プロジェクトメンバー、応援団サポーターを募っています。
問い合わせ オフィス天童 メール
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佐藤 輝 出演情報
2023
5.27(土) 酒田市 公益研修センター公益ホール
開演時間 14:00 / 18:00
5.28(日) 鶴岡市中央公民館市民ホール
開演時間 14:00 / 18:00
5.30(土) 庄内町文化創造館響ホール
開演時間 18:30
春秋山伏記プロジェクト舞台公演 庄内公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
藤沢周平「狐の足あと」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 斎藤 志郎 大場 圭祐 菅原 司
渋谷 宏美 佐々木 亜希子 白幡
大介
ピアノ演奏/ 上田 亨
構成・演出/佐藤 輝 音楽/上田 亨 ステージング/神崎 由布子
衣裳/竹林 正人 宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
大好評「験試し」に続く第2弾!!
「狐の足あと」
「狐は人恋しくて寄ってくるって言うさげの。
さきえちゃん、ええ女子ださげ、のぞきさ来たかの。
それとも、だだが目あてで、女狐が来たか」
「ばかこけ」
と広太は言って、顎をなでた。
『春秋山伏記』より
藤沢周平のサスペンス
足あとはどこへつづくのか‥‥
藤沢周平『春秋山伏記』
村の神社の別当として羽黒山から遣わされて定住した若き里山伏•大鷲坊(たいしゅうぼう)と村人たちとの交流を、庄内地方の美しい四季の変化を背景に心暖まるヒューマンなタッチで描いた作品。江戸時代後期の農村の日常が舞台であり、そこで暮らしている村人の誰彼が主人公の異色時代小説。サスペンスに艶笑譚も織り込んで、逞しくユーモラスな人間模様が生き生きと描かれる。「験試し」「狐の足あと」「火の家」「安蔵の嫁」「人攫い」の5編からなる。作者が特に庄内弁にこだわって、庄内地方の風土と庄内人の心情を描いた物語。
狐の足あと
ほろ酔いの藤助は深夜の月の光の中で見た。遠国へ出稼ぎに行っているはずの広太の家の戸口にちらちらと灯がまたたき、ふっと灯が消えた後、戸口の前に黒い影がちらと動いたのを。
四、五回霰が降り続いたあと、厚く雪が積もった翌日、肝煎弥兵衛から大鷲坊に「すぐに家まで来てくれ」との使いがやって来た。弥兵衛宅奥座敷で待っていたのは弥兵衛と添役の多三郎、それに多三郎の息子の宗助だった。「内密の話ていうと、何ですかの」大鷲坊が訊ねた。「じつは、えらいことが持ちゃがっての」と弥兵衛は言った。
昭和53年『春秋山伏記』に出会って、この物語は、永遠に、庄内の風土、人々の人情や暮らしをつぶさに語り継ぐ庄内風土記だと感動して以来、舞台で表現したいと、ずうっと思い続けてきました。その実現に向けてプロジェクトを呼びかけ、メンバー皆さんの参加をいただきました。心から感謝しております。
佐藤 輝
春秋山伏記プロジェクト
作者が『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、東京から広く発信するプロジェクトです。
未来へつながるプロジェクトです。
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佐藤 輝 出演情報
2022.11.4(金)〜6(日)
開演時間 4日19:00 5日13:00 18:00 6日 13:00
神楽坂・THEGLEE
春秋山伏記プロジェクト第2回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
藤沢周平「狐の足あと」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 斎藤 志郎 大場 圭祐 菅原 司
渋谷 宏美 佐々木 亜希子 白幡
大介
ピアノ演奏/ 上田 亨
構成・演出/佐藤 輝 音楽/上田 亨 ステージング/神崎 由布子
衣裳/竹林 正人 宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
大好評「験試し」に続く第2弾!!
「狐の足あと」
「狐は人恋しくて寄ってくるって言うさげの。
さきえちゃん、ええ女子ださげ、のぞきさ来たかの。
それとも、だだが目あてで、女狐が来たか」
「ばかこけ」
と広太は言って、顎をなでた。
『春秋山伏記』より
藤沢周平の ミステリー
この足あとは どこへつづくのか‥‥
藤沢周平『春秋山伏記』
村の神社の別当として羽黒山から遣わされて定住した若き里山伏•大鷲坊(たいしゅうぼう)と村人たちとの交流を、庄内地方の美しい四季の変化を背景に心暖まるヒューマンなタッチで描いた作品。江戸時代後期の農村の日常が舞台であり、そこで暮らしている村人の誰彼が主人公の異色時代小説。ミステリーに艶笑譚も織り込んで、逞しくユーモラスな人間模様が生き生きと描かれる。「験試し」「狐の足あと」「火の家」「安蔵の嫁」「人攫い」の5編からなる。作者が特に庄内弁にこだわって、庄内地方の風土と庄内人の心情を描いた物語。
狐の足あと
ほろ酔いの藤助は深夜の月の光の中で見た。遠国へ出稼ぎに行っているはずの広太の家の戸口にちらちらと灯がまたたき、ふっと灯が消えた後、戸口の前に黒い影がちらと動いたのを。
四、五回霰が降り続いたあと、厚く雪が積もった翌日、肝煎弥兵衛から大鷲坊に「すぐに家まで来てくれ」との使いがやって来た。弥兵衛宅奥座敷で待っていたのは弥兵衛と添役の多三郎、それに多三郎の息子の宗助だった。「内密の話ていうと、何ですかの」大鷲坊が訊ねた。「じつは、えらいことが持ちゃがっての」と弥兵衛は言った。
昭和53年『春秋山伏記』に出会って、この物語は、永遠に、庄内の風土、人々の人情や暮らしをつぶさに語り継ぐ庄内風土記だと感動して以来、舞台で表現したいと、ずうっと思い続けてきました。その実現に向けてプロジェクトを呼びかけ、メンバー皆さんの参加をいただきました。心から感謝しております。
佐藤 輝
春秋山伏記プロジェクト
作者が『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、東京から広く発信するプロジェクトです。
未来へつながるプロジェクトです。
プロジェクトメンバー、応援団サポーターを募っています。
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藤沢周平さん『小説の周辺』 魯迅文学賞に
藤沢周平さんのエッセイ集『小説の周辺』中国翻訳版が、中国で最も栄誉ある文学賞とされる「魯迅文学賞」の翻訳文学部門に決まったと、文芸春秋社から発表されました。
この賞を日本人作家が受賞されるのは、2007年の大江健三郎さんの小説『さようなら、私の本よ!』以来二人目とのことです。
同賞の選考委員は「滑らかな語り口のうちに穏やかさと知恵が満ちている。翻訳者・竺祖慈氏の熟練した訳筆は真に迫り、原著者と同じような心境に至ったのであろう」と評しています。
『小説の周辺』は、自身を語ることは稀だった藤沢周平さんが、郷里・鶴岡での幼年時代、師や友との交流、創作の秘話など、人生の折々の忘れ得ぬ情景を綴った滋味深いエッセイ集です。
藤沢周平さんの日々感じ思うことを、とても繊細に、言葉そのものが輝いて揺れて語ってくれています。一言一言に頷きながら深く味わえる素晴らしい世界です。
『春秋山伏記』を形作っている藤沢周平さんの細やかな目線と重なる、とても素敵なエッセイ集。
藤沢周平さんの世界が国際的にも更に大きく広がったことを、心から嬉しく思います。
お祝い申し上げます。
2022.9.14 春秋山伏記プロジェクト 佐藤 輝
8月7日 全員参加稽古
8月3日から 稽古始まる
【舞台写真】撮影・天童真理子
2021
春秋山伏記プロジェクト第1回舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 白幡 大介 渋谷 宏美 大場 圭祐 ・ 佐藤
輝
左から、神崎由布子(ステージング)、長谷川龍兵(照明操作)、佐藤輝、上田亨、渋谷宏美、白幡大介、大場圭祐
▲
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【訂正】春秋山伏記プロジェクトメンバーに佐々木亜希子さんの氏名が掲載されておりませんでした。お詫びいたします。
▲
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お蔭様で、好評のうちに公演を終えることができました。
ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様に、心から御礼を申し上げます。
佐藤 輝 出演情報
2021.10.22(金)〜24(日)
開演時間 22日19:00 23日14:00 19:00 24日 13:00
神楽坂・THEGLEE
春秋山伏記プロジェクト第1回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
験試し 藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 白幡 大介 渋谷 宏美 大場 圭祐 ・ 佐藤
輝
構成・演出/佐藤 輝 音楽・演奏/上田 亨 ステージング/神崎 由布子
衣裳/竹林 正人 宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
「稲を見ろ」
大鷲坊は、大声で背中のおきくに話しかけていた。
「きれいだろうが。稲はなして(なぜ)きれいだか。命があって、生ぎているさげ、きれいだ。わかるがの? 稲だって、一所けんめい生ぎださげ、こうして稔って、きれいに光るようになった」
「・・・・・・」
「おきぐも、これがら稔らねばの。そのうち、この稲みてえに、光るようになるぞ」
『春秋山伏記』より
春秋山伏記プロジェクト
作者が『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、
佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して
『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、
東京から広く発信するプロジェクトです。
本公演が未来へつながるプロジェクトのスタートです。
プロジェクトメンバー、応援団サポーターを募っています。
お問合せは
オフィス天童へ
渡されなかった仮チラシ
3月時点では、気温が上がって湿度が高くなればコロナの勢いも一時的に収まって、秋の初め頃までなら舞台公演が可能だろうと見込んでの公演準備、仮チラシ作りでしたが、
『春秋山伏記』プロジェクト舞台公演の延期を決めました。
苦渋の選択でした 。
『春秋山伏記』プロジェクトは、藤沢周平さんの小説
「春秋山伏記」に共感した、東京で活動している庄内出身の俳優が集まって、この「春秋山伏記」の世界を、継続して語り継ぎ東京からレベル高く広く発信していこうと言うプロジェクト。
そのプロジェクトの初公演の予定でした。
呼びかけに応じてプロジェクトに参加表明してくださった俳優みなさんの期待と意気込みを考えると延期決定は本当に辛い選択でしたが、まだまだ続いているコロナ禍の中、観客、出演者、スタッフ皆さんの会場での感染予防が可能か、小ホールで入場数を制限した公演は制作的に成り立つか、などを考えた時、長期的に全編上演を目指すにはスタートでの破綻を絶対避けようとの選択になりました。
このプロジェクト参加俳優は、参加表明順に白幡大介さん(鶴岡市出身、劇団文化座)、渋谷宏美さん(遊佐町、キャンパスシネマ)、山本与志恵さん(酒田市、劇団青年座)、斎藤志郎さん(酒田市、文学座)、大場圭祐さん(酒田市、演技集団朗)の各氏。応援団長として演劇評論家の木村隆さん(鶴岡市)が参加してくださる。
藤沢周平事務所、出羽三山神社など多くの皆様からご協力をいただきながら必ず全編上演を達成すると決意し、準備を続けています。
山形県の西部、日本海に面した庄内地方のほぼ真ん中、余目町(現在の庄内町)に生まれた私が、自分の演技発想の元となる感性の源は、小学校5年生の時、生家のある余目から兄と自転車に二人乗りして行って以来一人でも何度も訪れた羽黒山、その文化、羽黒修験だと思い始めたのは20代はじめの頃。
庄内地方の日常の生活や民俗や芸能、農作業に至るまでもがその文化の中にあると考え、庄内地方の祭り、民俗芸能などを訪ねてはその起源や山伏修験との関わりなどを調べ歩き、物心付いた頃から毎年秋が深まる時期になると必ず朗々と法螺貝の音を響かせて我が家にもやってきた「松の勧進」が、羽黒山修験の最高修行「冬の峰」100日行の満願の大晦日に羽黒山山頂で行われる二人の修験者の験力を試す「松例祭」のための資金を募る勧進だと知って、泊まり込んで祭りを見学すること数回。そのダイナミックさに惹かれて、ついには松例祭の記録映画を制作。松例祭を入れ込んだテレビ番組「最上川
聖なる流れ」のコーディネーター、ナレーション、最上川舟唄も担当しました。
この時期、鶴岡市在住で山形県文化財専門委員や日本民俗学会理事だった戸川安章さんを訪ね、羽黒山伏について直接講義を受けました。
戸川さんは羽黒山奥の院だった荒沢寺の住職を父に持つ出羽三山山岳修験道研究の第一人者として知られた民俗学者であり、藤沢周平さんが「春秋山伏記」あとがきに「この小説は、鶴岡の戸川安章氏のご指導がなければ、書けなかった小説である。」と記している、その戸川さんでした。
私は結婚式も羽黒山山頂の重層な茅葺きの三神合祭殿で挙げました。
その後出版された「春秋山伏記」に出会って感動し、この小説は遠い将来にわたって、過去の庄内の風土、民俗、人情や生活をつぶさに語り継ぐ貴重な庄内風土記でもあると確信し、いつか何かの形で演じたいと思い続けて来た小説です。
来年の春にはラ・マンチャの大地とひまわり畑を訪ねて久しぶりにスペインに行きます、とスペイン在住の 知り合いに宣言したのは去年の暮。
来年もきっと、4年連続の尾瀬ヶ原歩きを楽しもう、と言っていたのは去年の初夏。
どれもこれもが果たせぬ夢になった今年。
ふるさとにも帰れなかった夏も過ぎた。
でも、みんなが耐えて頑張っている。
耐えて、生き抜いて、その先に夢を実現 しよう、と思う。
佐藤 輝 ☆彡 2020.9.1
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2020年3月11日
東日本大震災から9年。
2020年の今日は、特に複雑な思いであの日を思い出しながらテレビを見、9年後のこの日にはどんな気持ちで今日を思い出すのだろうと思った。
新型コロナウイルスが全世界に広がって、高校野球大会の中止が決った。
スタッフと出演者たちが感性と技術と情熱と人生、時間をかけて創った舞台公演が、千秋楽を迎えることもなく突然中止になったり、初日を迎えることなく延期が決ったりしている。
観るのを楽しみにチケットを購入した観客も残念な思いをしているが、作品創りにかかわった人たちの悔しさを思うと僕自身がいたたまれない気持ちになる。悔しい思いの仲間たちがいっぱいいる。
雪の少なかったこの冬。珍しく雪が降った羽黒山に。
国会答弁は「適切に対応します」。
検査体勢が適切にできていたら、こんなに拡大しなかったハズなのに。
本物の専門家の努力で、もう感染者が増えないこと、一日も早く収束することを心から祈っている。
昨日は75年前に「東京大空襲」があった3月10日。
今年も元気で誕生日を迎えることができた。
みなさん、支えてくださってありがとうございます。
秋の公演に向けて新プロジェクトの準備を進めている。
ウイルスに負けてはいられない!!
佐藤 輝 ☆彡 2020.3.11
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藤沢周平作『春秋山伏記』験試し 公演終了
『春秋山伏記』験試しのLive公演、無事に公演を終了しました。
おいでくださった皆様、熱い心で応援してくださった皆様、ありがとうございました。
この舞台を観るためにわざわざ遠方から上京されたお客さんも多く、10月19日にはチケット完売となりました。
18日の通し稽古を鶴岡市出身の歌手・羽山みずきさんが、多忙の中の時間を縫って観に来てくれました。
羽山さんは羽黒山山頂にある出羽三山神社の巫女として6年間奉仕した後に歌手として転身した経歴を持っている。NHKの歌謡番組に単独でも、「みちのく娘
!」の一人としてもレギュラー出演するなど、大活躍の日々。
本格演歌への脱皮を果すべく、新曲「雪割り酒」をキャンペーン中。
今回の公演に山伏の資料や装束、ほら貝などを貸していただくなど、力強い協力をいただいた出羽三山神社とのご縁があって、羽山さんは興味を持って観に来てくださったのです。
是非とも一度お会いしたいと思っていた羽山さんだったので、お会いできてとても嬉しかった。
この日は、この通し稽古の後に続けて本番と同じゲネプロ、そしてお客さんを迎えての公演本番と、計3回の舞台を通したことになった。それをやり遂げられたのも羽山さんの励ましのパワーのお陰と感謝している。
お仕事の予定があって、残念なことに最後のクライマックスは観ていただけなかったけど、それはまたの機会に是非是非 ! !
羽山さんのご活躍を祈っています。
舞台の様子は追々報告いたします。
佐藤 輝 ☆彡 2019.11.7
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太陽が!
光が! 恋しい!
と、つくづく、このじとじとだらだらと毎日続く梅雨空を恨めしく見上げていたら、ピンポーン!
山形・上山温泉“日本の宿 古窯”佐藤信幸会長から届いたのは「かみのやまの実り」の親善大使、大粒のさくらんぼ「紅秀峰」!!
まるで燃える夏の太陽を果実にした、見事に感動的な鮮やかな深い紅色。
真ん中に黄色の月山錦が彩りに随行している。
6月のさくらんぼを代表する「佐藤錦」に代って7月に収穫が始まった品種の「紅秀峰」だ。
口に入れる前に、指先でつまんでしばらく横から目で味わう。
はち切れンばかりにぷりぷりと膨らんだこの紅秀峰の直径は、間違いなく3センチはある。
思いきり口を開けて口に含むと、うぐッ!? 大きい!!!
歯を立てるのに覚悟が要る。
張りのある皮にプリッと歯が食い込むと同時に、豊饒な甘味が口中にひろがった。
心が急に明るくなった、待ちに待った夏の太陽!!
上山温泉・古窯の親善大使がやって来た!!
ただただ感謝するのは、こちらです。
心強い応援、励ましの親善大使、ありがとうございます。
佐藤 輝 ☆彡 2019.7.20
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恒例 オフィス天童 魚三の会
門前仲町、魚三。
魚三酒場とも呼ばれるが、僕にとってここは酒よりも魚・肴。
元々が魚屋だっただけに、その新鮮さ安さは庶民の味方。
夕方4時の開店を待って1時間前から並ぶ人がいるし、席の空くのを何十分も立って待つ客がいるのも納得できる。
枝川にある稽古場で
『ラ・マンチャの男』の稽古をした後、みんなで門前仲町まで歩いて移動し魚三の4階を貸し切りにして懇親会をした。
女将さんが社長と共に芝居好きと言うこともあって、それ以来何度か足を運んでいる。
この時季、僕も所属している
オフィス天童所属の俳優のみなさんが千秋楽を終えたり公演の稽古に入ることが重なって、魚三を会場に事務所主催の激励と懇親の会を開いている。
今年もその趣旨にぴったりの「オフィス天童 魚三の会」。
5月の大阪・松竹座で藤山直美さん主演『笑う門には福来たる』で好演し、7月3日初日、27日千秋楽の新橋演舞場での同公演に出演する
東千晃さん。
1月、2月に明治座『前川清特別公演』に出演し、5月は日本香堂観劇会『熊谷真実一座旗揚げ公演』出演と続き、7月10日から12日の日本橋公会堂『竜小太郎VS花園直道
花と竜』に出演する
浅井ひとみさん。
5月、7月の『笑う門には福来たる』に東千晃さんの付き人として付いて、出演もしている
堀口幸恵さん。
中トロ、赤貝、あわび、たこ、銀めろかま焼、おしんこ、穴子焼、いかかきあげ、枝豆など、いや、もっと食べたか?
生ビールで乾杯し、ハイボールに変えたりしながら、次々と話に花が咲いてとても楽しい時間を過ごさせてもらった。
体調を維持して、良い舞台を創ってください!
ボク? 秋の公演を企画準備中です!
どうぞご期待ください!
佐藤 輝 ☆彡 2019.7.7
▲
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2019年 平成31年 そして令和元年
何と今年初めてのホームページアップ。
この半年を振返って見れば、健やかに新年を迎えたのは例年の如く。
2月9日には例年の如く東京にも雪が降り、これだけの雪なのに例年の如く交通に影響。
故郷の実家の庭の実生苗から鉢上げして「舘椿」と呼んでいるやぶつばきは1月から例年の如く鮮やかな紅色の花を咲かせ、3月に入ると大輪のバーバラクラークが豪快に咲き誇った。
冬枯れ色の緑道の闇を一気に明るくして輝く白木蓮の花を吹き荒らした南風が弱まると、さくら並木は満開に。
どれもこれもが例年の如く。
4月、例年とは違った案内を川上麻衣子さんからいただいて、春風に誘われるように谷根千の千駄木へ。
麻衣子ちゃんが今年新たに開いた“谷中サロン まいの間”のオープンパーティー。
これからはここで色々な催しを開きたいと語る麻衣子ちゃんはとっても晴れやか、生き生きとした表情で、僕も元気をもらった。
胡蝶蘭を素人が毎年咲かせるのは難しいと聞いていたが、4年も続けて今年も見事に咲いてくれた。
来年も咲いてくれたら嬉しい。
そのためにはそろそろ植え替えをしないと無理かな?
この鮮やかなワクワクする黄色のエビネも、胡蝶蘭と同じ蘭の仲間で、立派な日本の野生蘭。
矢張り、生家の庭から株分けしてもらった一鉢。
4月、春うらうら。
5月1日、平成から令和に。
5月4日は例年の如く、故郷山形の出羽三山羽黒山の参拝に。
田植えの準備に大忙しの庄内平野の北端には、東西に美しく裾を引く出羽富士・鳥海山が2236メートルの雄姿を晴れやかに見せて聳えている。
田植えの時期を知らせる、腰を曲げて種を蒔いている「種まき爺さん」の姿が、雪の中にくっきりと現われている。
羽黒山参拝の帰りに、スキー場の上から正面に望んだ出羽三山の主峰月山の夕景。
ゆるやかに美しい。
僕の精神世界を支えるベースを形作っている出羽三山。
草笛や 白く暮れ行く 月の山 輝
例年の如く、天童市のそばや・一庵で、冷たい肉そばともりそばにげそ天がセットになった「一庵そば」を食べて大満足。
山形県外ナンバーの車から降りた順番待ちの客が列を作っている。
5月になって、何度かベランダに来るようになったキジバト。
野鳥なのにこんなに上品な美しい姿をしているとは思ってもいなかった。
雀たちとも仲良く、人をも恐れず、だからと言って図々しくなく、おっとりと周りの町並みを眺めながら、相手を探しているものやら縄張りを主張しているものやら良く響く太い声で一頻り鳴いてはいつの間にかいなくなっている。
場所を変えて、一生懸命鳴いているのに、相手が見付からないようで、今日も単独の「キーちゃん」。
6月には山形県沖の日本海を震源とする震度6強の地震が発生、鶴岡市の日本海沿いの地域から庄内平野の中央あたりでも多くの被害を受けたと聞きました。
実際の被害の詳細が東京では余り報道されず、直ぐの対応ができませんでしたが、心よりお見舞い申し上げます。
例年の如くとは言っても、去年より今年は確実に年齢を一つ加えている。
俳優・表現者としてその一年をプラスに変えていく努力を重ねている毎日だ。
体力キープと脳活性のためのトレーニング、今の時代の発想と表現を楽しみ学ぶ劇場通い、次の企画の資料調べなど、元気で多忙な毎日を過ごしています。
今年1月からの半年で観た舞台を思い出してみた。
劇団1980『素劇 あゝ東京行進曲』 俳優座劇場
舞踊協会『船弁慶』 国立劇場
民藝『正造の石』 紀伊國屋サザンシアター
銅鑼『花火鳴らそか ひらひら振ろか』 あうるすぽっと
文学座『寒花』 紀伊國屋サザンシアター
世田谷パブリックシアター『熱帯樹』 シアタートラム
青年座『SWEAT』 駅前劇場
俳小『殺し屋ジョー』 シアターグリーン
トム・プロジェクト『黄色い叫び』 スペースゼロ
寄席桃色婦人会『講談神田陽子』 池袋演芸場
東演『マクベス』 シアタートラム
青年劇場『つながりのレシピ』 紀伊國屋サザンシアター
民藝『新・正午浅草ー荷風小伝』 紀伊國屋サザンシアター
梅田芸術劇場『まほろば』 東京芸術劇場シアターイースト
た組『在庫に限りはありますが』 すみだパークスタジオ倉
錦会(日本舞踊)『新口村道行』『二人猩々』『隅田川』 国立劇場
西川郷子『星の飛ぶ夜ライブ』 八丁堀ハウル
前進座『佐倉義民伝』 国立劇場
活弁佐々木亜希子ライブ『マンクスマン』 シネマート新宿
serial number『機械と音楽』 吉祥寺シアター
演劇集団円『アインシュタインの休日』 シアターX
文化座『アニマの海』 俳優座劇場
東演『まだ今日のほうが !』 東演パラータ
民藝『闇にさらわれて』 紀伊國屋サザンシアター
山形交響楽団『さくらんぼコンサート 森麻季 大西宇宙』 東京オペラシティー
東宝『CLUB SEVEN ZERO 2』 シアタークリエ
松竹『笑う門には福来たる』 新橋演舞場
佐藤 輝 ☆彡 2019.7.6
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山形、新鮮地物野菜料理の美味いこと!
8月の帰省から12月まで、5回続けて毎月帰省することになった今年。
公演準備と稽古、そして公演本番、後片づけと暇無しの真っ最中に。
帰省先での移動の便利さ、時間に縛られない自由さを考えると矢張り自動車で帰省、往復900km。
健康な体があればこそできることと、体調維持には細心の注意をした。
食事はきちんと3食。美味しいものを!
体が求めるこの欲求にベストマッチングの店を発見した。
山形市上町の個性ある農家食堂、「なべくらファーム」の「野菜農家のおかず屋さん」。
ステビア農法と呼ばれるこだわりの農法で育てた野菜を、その野菜農家が直接調理して総菜、食事として提供している。
これがとても美味い! いかにもっぽく料理然としていないのに、んまい!!
なるほど、素材の野菜そのものの美味さがストレートに感じられる。
その味を引き出しているのが、日常の家庭料理かと思うようなシンプルながら味わい深い味付け。
食べ飽きることがない、いくらでも食べられる。
好みの総菜をパックに詰めて持ち帰りも出来るし、500円台の日替り弁当もあり、安い。
店内での食事代(税別)は選んだ皿の大きさで1000円か800円。この皿に好みの総菜を盛付けられるだけ盛付けることができる。(お代わりはできない1回盛切り。)
他に御飯と汁物に使えるお椀が2個、コーヒーか紅茶、それにプリンなどのデザートを3個も食べられる!!
この写真にコーヒーとプリン3カップのデザートを食べて、税込み1080円也!! 安い!!
後列、鍋倉ファームマネージャー鍋倉康宏さんと都内の有名ホテルシェフの経歴を持つメニュー開発のムッシュ光田一樹さん。
前列、キッチンシェフとホールスタッフ。
店内のディスプレイの小物が少年の夢の世界に誘ってくれて楽しい。
ここは鍋倉康宏さんと光田一樹さんとスタッフ皆さんの夢を形にした、お客さんに喜んでもらうファンタジックな世界。
調理場を見学させてもらって驚いた。
店の外観からは全く想像付かなかったが、仕込みから冷凍保存、調理仕上げがキッチリとシステム化されていて、どのような注文にも即座に対応できる体勢が整っている。
そうか、産直に加えてこの人材とシステムがあってこそ、これだけの味の良さと品数と値段のビュッフェスタイルが可能だったのだ。
満腹と共に、う〜んッ! と納得した。
「なべくらファーム」の「野菜農家のおかず屋さん」
詳細は
ホームページで確認してください。
http://nabekura-farm.sakura.ne.jp
佐藤 輝 ☆彡 2018.12.23
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2,236m下って0m へ
2,236mの鳥海山から下って0mの浜中海水浴場へ。
酒田市浜中。
昨日登頂した鳥海山の山頂を、この浜中の砂浜から仰ぎ見ることができる。
山頂からはこの日本海の海岸線と砂丘の松林がくっきりと見えたのだから、天気さえ良ければその逆も当たり前と言えば当たり前なのだが、本当に好天に恵まれた。
最上川河口に近い酒田市中心街から10kmほど南下した庄内砂丘の集落浜中の、「浜中あさり海水浴場」で今年もキャンプ。
昨夜はこの砂浜に仰向けになってペルセウス座流星群のたくさんの流れ星と、北極星を中心に回転する満天の星空に、昨日今日の時と、悠久の歴史の流れの時を重ねて楽しんだ。
地元のJAショップで買ったトマトの濃い甘さに舌を巻いた。
すっげえ! んまい!
海水浴客は家族連れが多く、ゆったり、のんびりと光る海を楽しんでいる。
茶色の壁に溶け込んでいるように見えたLIFEGUARDのスタッフ。
休憩中でもしっかりとウォッチしている。
庄内浜は夕陽の名所。
ただただ、うっとりと眺めて、ポッと日没。
夜風に吹かれながら焼肉。冷えたワインで顔が火照る。
次の日も晴。
浜中の砂丘メロンの甘さは今や全国区。
そのメロン栽培農園「熊ちゃん農園」の母娘。
100%純生の酒田弁を駆使して、こよなく愛している酒田、浜中の素晴らしさを一気に話してくれる。
こんなに郷土を熱く愛してくれる人たちが住んでいる土地は幸せだと思う。
天童市から山形に向かう途中の角にあるそば屋「立花」。
ここの冷たい肉そばも美味い。
それにげそ天を浮かべてすする汁も良い味。
夏、満喫の2018年。
元気をいっぱいもらって、さあ11月の舞台に向けて本格発進だ!!!!!!!!
佐藤 輝 ☆彡 2018.10.8
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東京庄内会と伊藤善市先生
高さ11センチ、直径10センチもあるずしりと重く実ったラ・フランスが、蔵王の麓・上山温泉から「親善大使」として遣わされて来た。
「良縁感謝」の朱印と「感謝をこめて」の筆文字を添えて。
遣わしてくれたのは「日本の宿 古窯」の女将・佐藤洋詩恵さん。
女将とはある人に繋がるご縁があって、本当に一方的に応援していただいている。だから、ありがたい良縁に感謝しなければならないのは僕の方なのだ。なのに「感謝をこめて」の御恩返しができないでいる。
女将とは、そのある人の告別式で初めて知り合った。
そのある人とは、東京女子大学教授を務められた伊藤善市さん。
伊藤善市さんに初めてお目にかかったのが、東京オリンピックがあった昭和39年秋の「東京余目会」。この会が9年前にできた現在の「東京庄内会」の前身の一つになった。
昭和36年に、伊藤善市さんや僕の叔父・佐藤卯朔、斎藤まり子さんたちが、故郷を偲ぶ集いとして始めた東京余目会。
その集いに故郷から小学校の恩師を呼ぼうということになって呼ばれたのが僕の父だった。
上京した父と一緒に池袋温泉での東京余目会に出席して、当時東京女子大学文学部助教授だった伊藤善市さんに紹介された。
伊藤さんは父にとって一番の自慢の教え子だったと聞かされた。
それ以来、俳優を目指して修業に励む僕を、伊藤さんは何かにつけて「昭ちゃん、昭ちゃん」と声を掛けては支えてくれて、それにつれて余目会の他のメンバーも熱く応援してくれるようになった。
伊藤さんは当時の政府の多くの審議会の委員なども務める多忙の中で、山形県内の地域振興や人的交流、自力創生のための有機的な連携を積極的に進めた方だった。
昭和55(1980)年7月に僕がコンサート『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』をABCホールで公演した時には、パンフレットに「庄内の風土と佐藤輝昭の世界」の一文を伊藤さんが書いてくださった。
故郷を愛する伊藤善市さんの思いに重ねて、僕の履歴や故郷の風土を豊かな筆致で紹介していただいた、嬉しい文章だった。
このコンサートは「舟唄」で開幕、「黒の舟唄」「バタフライ」「ティティーヌ」「パダンパダン」など演歌からシャンソンまで、それに「津軽じょんがら節」で始まった第2部『ふるさと庄内・夏の頃』では昔話を語り、鶴岡市から特別出演してもらった津盛柳太郎さんの庄内出羽人形を客席と一緒に楽しみ、最後は観客の掛け声と手拍子に盛り上げられて「最上川舟唄」を歌った。
思い出に残る舞台を創ることができたと、今でも思い出す。
伊藤善市さんは、余目会会長として会員をまとめては何度も公演を観に来てくださった。それは、伊藤さんが恩師としての僕の父に対する思いを僕に傾けてくださったのだと思われる。
また、伊藤さんは、東京余目会のように山形県出身者が出身地単位で作っている故郷会をまとめた山形県人連合会の会長もされた。
その時期、僕がメンバーの一人だった集まり、山形県人連合会にも参加している「芸能人山形県人会」が顧問にすえる人選について混乱していた上に、僕の叔父との関係も良好でなくなったために、不本意ながら伊藤さんとも余目会とも疎遠になってしまっていた。
そんな時に、斎藤まり子さんから届いた伊藤善市さんの訃報。
僕は、大恩人・伊藤善市さんに心から疎遠を詫びて許しを乞うた。
その告別式が終わったところで紹介されたのが、上山から駆けつけた古窯の女将・佐藤洋詩恵さんだった。
女将にとっての伊藤善市さんも、結婚によって山形の温泉旅館の女将という別世界に立った洋詩恵さんを励まして心を支えてくれた心からの恩師、大恩人だとのお話。
その後に伺った女将の話から、その伊藤善市さんの励ましがあったからこそ、今ある、心からのもてなしの宿として知られる古窯に育て上げることができたのだとの気持ちが感じられた。
女将の僕に対する応援は、大恩人・伊藤善市先生への御恩返しの一つなのだとありがたく理解している。
伊藤さんが応援した佐藤輝さんも自分が応援すべき人なのだとの強い思いから僕を応援してくださっているのだと理解して、伊藤先生と女将とにつながるご縁のありがたさに感謝している。まさに「良縁感謝」!
!
あと3日。
ラ・フランスが食べ頃を迎える。
時々くんくんしながら楽しみに待っている !
☆
『演劇的音楽会
唄う/語る 佐藤輝昭の世界』
1980(昭和55)年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
「庄内の風土と佐藤輝昭の世界」東京女子大学文学部教授 伊藤善市さん
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
「バタフライ」
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
「ティティーヌ」
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
「パダンパダン」
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
昔話語り
1980年7月『演劇的音楽会 唄う/語る 佐藤輝昭の世界』ABCホール公演
特別出演 津盛柳太郎さんの庄内出羽人形
☆
芸能人山形県人会
「芸能人山形県人会」は昭和39(1964)年当時、三国連太郎主演・内田吐夢監督の東映映画「飢餓海峡」に出演した米沢市出身の俳優・伴淳三郎さんが、その映画に余目町出身最上逸馬さん(東映)、朝日町出身鈴木昭生さん(劇団文化座)、鶴岡市出身大久保正信さん(劇団文化座)など山形県出身俳優が多く出演していることを知って、みんなの親睦をはかろうと声を掛けて集まったのが始まり。
「アジャ パー」を発し、バンジュンのニックネームで知られた名優・伴淳三郎さんが初代会長となって発足した全国初の芸能人だけの県人会として話題になった由緒ある会だった。
芸能人山形県人会懇親会 1987年2月28日
会長のシャンソン歌手・芦野宏さん、落語家橘ノ圓師匠、大先輩外野村晋さん、鈴木昭生さん、芝田陽子さん、連絡先を引き受けられた松岡弘子さん、渡辺白洋児さん、長い間事務局を担当された栗林恒雄さん、初代「ゴジラ」の中島春雄さん、などが参加された。後列左から3人目、佐藤輝も参加。
芸能人山形県人会懇親会 1989年10月21日
会長のシャンソン歌手・芦野宏さん、落語家橘ノ圓師匠、外野村晋さん、芝田陽子さん、連絡先を引き受けられた松岡弘子さん、渡辺白洋児さん、長い間事務局を担当された栗林恒雄さん、などが参加された。後列右端
佐藤輝、前列右端 現在のオフィス天童代表天童真理子さんも参加。
帝劇の
ミュージカル『マイ・フェア・レディー』公演に山形県出身出演者が3人もいると喜び合って、「山形県人会」と称しながら親睦会をしたこともあった。
来週は酒田市のふるさと会・
ふれあい酒田 (http://fureaisakata.com)が待っている。楽しみだ。
佐藤 輝 ☆彡 2017.11.28