『新宿・歌声喫茶の青春』大好評閉幕!!
14日の千秋楽で、無事に公演を終えました。
初日から連日満席の客席は、爆笑と大合唱と感激の涙。会場は大きな拍手に包まれて、満足したお客さんの笑顔があふれました。
今回も沢山のご来場、ありがとうございました。
10月10日の産経新聞「週末観シュラン」には「泣き笑い度88%」の高評価が
お陰様で、劇場近くの海鮮料理屋で行われた打ち上げも、出演者・スタッフ共に上機嫌で、鯉淵プロデューサーから「来年秋ごろには再演をしたい」との話に歓声が上がりました。
ともかく、この舞台を支えるのに出演者が耐えに耐えて良くぞ頑張った。そして、嫌みのある出演者がまったくいないカンパニーは珍しい。気持ち良い。
その中でも支えとなった一番は、あれだけ沢山のセリフを言い、美しい生声で沢山の歌を歌って三枝澪(みお)役を演じた由紀さおりさんの力まない頑張り。相手役として、日々深く変化していく由紀さんの演技を間近に楽しませていただいた。
大変だったのは、全幕を、ある時は舞台に立って伴奏者となり、澪の仲間として演技をし、客席からは見えない袖中を歩きながらつなぎの劇伴を演奏したアコーディオン奏者の田ノ岡三郎さん。決して外すことが許されない、沢山の切っ掛けを自分で確認し演奏するのは大変な神経の集中が必要だったと思う。この公演の敢闘賞は彼だ。その田ノ岡さんが「袖に入って、着替え以外の時は、佐藤さんの舞台の演技を見ていました。ドラマの世界が広がる瞬間を何度も見られて感動しました。」と言った言葉には驚いた。あれだけの仕事をしながら、舞台の演技を見ることができた心の余裕に感心した。
オーディションで多くの応募者の中から選ばれた11人のアンサンブル、幸福未央さん、伊藤聡子さん、岩崎亜希子さん、遠藤麻里さん、香月彩里さん、岩永ゆいさん、石塚健介さん、杉山有大さん、清野秀美さん、一岡道修さん、森本臣泰さん、演劇への初出演3人を含むこの出演者たちも良く頑張った。稽古では抽象的なダメに首をかしげながら苦労し、袖に入るたびに衣裳を着替え、小道具を持ち変え、一人何役もを演じ歌った努力にご苦労さん
! お疲れさん ! 乾杯だ ! ! !
舞台監督も助手の皆さんも、細かな段取りをつけるのに苦労された。スタッフ皆さんの支えによって、客席から見て流れのある楽しい舞台にすることができました。ありがとうございました。
澪と結婚し、後に別れて、麻丘めぐみさん演ずるひかると再婚する僕の木崎役は、身近な友人知人からは「最低の男」と評され、少し離れた人からは「一生に一度しか回ってこないようなモテル役だなあ」と羨ましく言われ、一般の観客からは「面白かった
! 最後にまた一緒になってホッと幸せな気持ちになった」との感想をいただいた。役者冥利に尽きる役だ。
小劇場の演出なども手がけている麻丘さんからは、良いアドバイスも貰った。
開演前の楽屋廊下で
今回の楽屋は、鶴吉と錦城の二役を演じた山田純大さんとの二人部屋。初共演だが、純大さんは演じている役と同様に中々爽やかな素敵な青年で楽しい相部屋だった。楽屋で芝居作りの段取りや演技のことを話し共感するうちに、舞台でも役同士の関係がよりはっきりと見えてきて、細かな感情のやり取りを楽しめるようになった。千秋楽2日後には、八重洲の天ぷら屋で2人だけの打ち上げをした。
もう、来年の再演が楽しみな『新宿・歌声喫茶の青春』です。今回、都合で観劇できなかった方も、来年の再演には是非おいでください。
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輝 ☆彡 08.10.18
■2008年10月 舞台公演
10月14日、無事に公演を終了しました。
「トロイカ」・「カチューシャ」
そして「ともしび」
新宿・歌声喫茶の青春
昭和30年代の新宿・歌舞伎町に生まれた「歌声喫茶」を舞台に若者達の喜びと悩みを描いた青春音楽劇。
演劇界を代表する豪華キャストで送る観客参加型音楽劇
『さぁ、一緒に歌いましょう!!』
10/3(金)〜14(火)シアターアプル(新宿コマ劇場B1F)
全席指定 7,500円
【出演】由紀さおり・麻丘めぐみ・山田 純大・佐藤 輝・安田ひろみ
田ノ岡三郎(アコーディオン奏者)
幸福 未央・伊藤 聡子・岩崎亜希子・遠藤 麻里・香月 彩里・岩永 ゆい
石塚 健介・杉山 有大・清野 秀美・一岡 道修・森本 臣泰
原作・丸山 明日果
歌声喫茶「灯」の青春 より
脚本・山川啓介 演出・村田 大 音楽監督・前田 憲男
主催 テレビ朝日/ニッポン放送
企画制作 アイエス