ありがとう!!
残り1日となった年の暮れ。
先月末に嬉しい郵便を受け取った。
11月4日に創立50周年記念講演をした山形県庄内町立余目第一小学校の6年生53人が書いてくれた講演の感想文。
封を切るのももどかしく、早速読んだ。
講演前日の秋祭りで自分たちが上演した演劇『彦作ぜき物語』を、思いのこもった良い作品だったと僕に講評されたことをまず喜び、なんか、演技するってとっても楽しいなぁーと思えた、講演での俳優の輝さんの話しがはっきり聞き取れる声だったことに驚き、自分もあんな風に話せる人になりたい、すばらしい歌やかっこいいおどり、演技は本当に67才かと思った、歌も話も何もかもがおもしろくて楽しかった、いい時に6年生になった、輝さんのように輝いている人になりたい、輝さんが小学校で劇をした時にもらったはく手がうれしくて高校卒業後に俳優になる道を選んだと言っていた、私もはく手をたくさんもらってうれしかった、将来は俳優を目指すのも、庄内弁で昔話の劇を指導してくれたのが良かった、輝さんが育った庄内町をほこりに思うことができた、僕にももっともっと可能性があると感じることができた、
子供たちが講演に集中し内容を理解してくれた上に、そこから自分の将来の夢や希望を抱きはじめた熱い思いが素直に書かれていて、僕は感激の涙を拭いながら何度も読み返した。
何人もの子供たちが、また会える日を楽しみにしています、第一小学校にまた来てくださいと書いてくれたのが心から嬉しかった。
はい、また、ぜひぜひみんなに会いに行きたいです!
今月8日、9日と強烈な木枯しが吹き荒れて、紅色の桜の葉も銀杏の黄色もすっかり散り落ちた。
その翌日、小沢昭一さんが亡くなった。中村勘三郎さんに続いて、ご縁ご恩ある俳優がまた一人・・・。
小沢昭一さんは、僕が俳優を志した高校時代から日活映画を見て憧れた大先輩俳優。
上京後1967年に僕は小沢さんたちが作っていた劇団俳優小劇場に入った。
舞台出演をご一緒したのは少なかったけれど、芝居の稽古には沢山立ち会わせてもらい演技を学ばせてもらったし、民俗芸能や放浪芸に対する考え方など多くの影響を受けた。特に小沢さんがライフワークとした語り物の『説教板敷山
祖師聖人御一代記』にはプロンプターとして付いたこともあって、小沢さんの語り芸を間近で体感することができたのは、その後の僕の演技表現の大きな支えになっている。
心からの感謝を捧げ、ご冥福をお祈りしています。合掌
先日、来年収録する時代劇ドラマのカツラ合わせと衣装合わせがあった。
カツラを合わせながらカツラ屋さんが言った一言。「これは佐藤さんご自身に合わせて以前作ったカツラです」
何の時の!?・・・!! ・・・八助の!? ・・・元禄繚乱の!?
亡くなった中村勘三郎さんが勘九郎時代の1999年に大石内蔵助役で主演したNHK大河ドラマ『元禄繚乱』。その中で僕は内蔵助に仕える大石家の忠僕・八助役で出演し、赤穂ロケから始まって内蔵助との号泣の別れまで勘九郎さんと何度もご一緒したが、その時のカツラが奇しくもこの時期に!!
中村勘三郎さんは歌舞伎役者でありながら歌舞伎のジャンルを超越して内面のエネルギーを芸術表現する現代俳優・中村勘三郎さんだった。
これからもっともっとやりたいことがあったでしょうのに! やってもらいことがいっぱいあったのに!
内蔵助の旦那さま、どこにいてもエネルギッシュに演じ続けてください!!! 合掌
並木の木々がすっかり葉を落とした後も色鮮やかに残って心を慰めてくれたのは故郷から来たモミジ。
去年の正月3日に亡くなった義父の庭で毎年美しい紅葉を見せていたモミジの下の地面にひょろりと伸びた実生の苗を小さな鉢に寄せ植えした一鉢。
今年は見事に鮮やかなモミジ色に色付いて。
暮れも暮れ。その一鉢も冬枯れに。
今年も皆さまの励ましをいただいて元気に過すことができました。ありがとうございました!!!
どうぞ良い新年をお迎えください。
輝 ☆彡 2012.12.30
冬の入口
昨日の雨は強く冷たく横なぐり、故郷・山形庄内地方の雷鳴とどろく雪起こしを思い出させた。
秋の終わりというよりも、冬の入口の感じが強かった。
このところ午後の陽射しを浴びると燃え立つように紅く輝いてバルコニーから眺められた並木の紅葉も、きっと吹き飛ばされてしまったに違いない・・・と覚悟していたが、今朝の快晴。
風は強いがその分空気が澄んで、富士山、多摩の山並み、筑波山がくっきりと見え、スカイツリーが凛々しく聳えている。
並木の紅葉は、更に色鮮やかに華やぎ、輝きを増している。
森川時久監督
昭和40年代を代表する映画『若者たち』の監督として知られる森川時久さんに、久しぶりにお目にかかった。
僕は1978年にTBSテレビ『八甲田山』で初めて仕事をさせていただいて以来、フジテレビ『陽はまた昇る』『望郷・美しき妻の別れ』、TBS『あゝ野麦峠』、日本テレビ『死刑執行四十八時間』など多くのテレビドラマと、
『次郎物語』『童謡物語』『ハルウララ』など映画の仕事でご一緒させていただいた。
何かにつけては電話をいただいたり近況報告をしたりはしていたものの、このところ直接お目にかかる機会がなくていたので、先日急に思い立って、ご在宅ならお邪魔したいと電話してみた。
外で食事を一緒にしようとのお返事で、それならばお迎えにと4,5年ぶりに聖蹟桜ヶ丘のお宅に伺った。
ノラが居心地良く住み着くお宅で、すっかり代替わりしているが以前と同様に三匹の猫がわが物顔で居候を決め込んでいる。
監督が、封切りされたばかりの吉永小百合さん主演映画『北のカナリヤたち』について「良い映画だった。彼女は進化を続けている」と、俳優としての生き方やご自分の作品作りのポリシーを重ね合わせながら熱く語ってくれた。
ぜひ連れて行きたいと案内されたのは、武蔵野市にあるすし屋「すし哲郎」。
監督が夫妻で時々訪れているというだけあって、ネタが良い、握りが良い ! うまい !
一人で握りながらも、どの客へも十分な気配りが出来るこじんまりした店構え。
真心を込めて本物の味を楽しんで貰いたいと言うすし職人のポリシーが感じられる。
森川監督がこの店を愛する訳、僕を連れてきた訳が、口に広がる深い美味さと共に心にしみ込んだ。
思いがけず、森川監督のエネルギーを貰い、励まされた一日。
感謝 ! ! !
恒例 酉の市
20日の二の酉。
浅草の鷲(おおとり)神社に参拝。
庶民感覚などどこかにかなぐり捨てて自己保身にぶくぶくと肥った政治屋が、選挙に浮き足立って票をかっ込もうと宣伝の顔売りに来ている姿のみっともなさをしり目に「来年も、一人でも多くのお客さんに楽しんで貰える仕事ができますように」とお祈りした。
マッコリ ! マッコリ ! マッコリ
!
「プレミアム濁酒(にごりざけ)を堪能する会」の案内が、元祖韓流ブーム仕掛け人と呼ばれる韓国料理研究家でイベントプロデューサー佐野良一さんから届いた。
濁酒とは韓国の酒マッコリ。
菊川怜さん主演の舞台『チャングムの誓い』で、チャングムの育ての親カン・ドックを演じた身としては行かざぁなるまいと、西新宿にある「マッコリバー
てじまぅる」へ。
カン・ドックは、宮廷出入りの酒屋のオヤジであり、臨時の宮廷料理人でもある。
『本物の濁酒とは何か』「濁酒」「地酒」の本質に迫るとのテーマで、体験と科学的な裏付けによってマッコリが語られ、庶民の酒も学術的に考えるとこんなに幅広い民俗や産業、国際的な歴史にまで発展するものかと納得。
山形県酒田市にある「酒田発酵」が作っている『どぶろく大吟醸』をガーゼで濾した、いわば『大吟醸マッコリ』を試飲。すっきりふくよか、丸みのあるマッコリ。
宮廷料理にもあったキムチと平牧三元豚の串焼き、佐野さんレシピのキムチ焼きそば、山形庄内地方の芋煮など腹いっぱいに食べながら、色々なマッコリを味わって顔が真っ赤ッかになってしまった。
二次会は新大久保駅近くの姉妹店「酒菜角萬 和てじまぅる」で。ここは山形庄内料理と手打ちそばの店、山形の地酒がそろえてある。
飲んで、飲んで、最後に食べた手打ちそばの美味いこと ! 歯ごたえの良さは逸品。
こんなに美味いそばを東京で食べたのは初めてだ ! !
今年も残り34日・・・・。
輝 ☆彡 2012.11.27
夢、100周年に向けて !?
55年前の小学生の頃にタイムスリップした11月3日と4日、故郷庄内での2日間。
2日夜に東京を車で出発し、途中山形で仮眠をとってから3日の朝10時過ぎに余目第一小学校に着いた。
途中の月山道はブナ林が見事に紅葉していてのんびり眺めたい美しさだが、当初4日に記念講演をするだけだった予定に、その前日の3日に校内「秋祭り」で上演する演劇を6年生たちが「自分たちの演劇を、俳優をしている先輩にぜひ見て欲しいと強く希望しているので、何とか・・・」と泣き落とされて予定が増えた結果、着くのはぎりぎりの時間と、眺める暇も惜しんでひたすら走った。
思ったより早く着いたので5年生の器楽合奏と合唱が始まる前に着席できた。
先生の指揮を注視する真剣な子供たちの眼差しを見ただけで、今日来て良かった、早く着いて良かったと思った。
これほどまでに素直に真剣になれることは一生のうち何度あるだろうと思ったら、この子たちの人生の貴重な時間に立ちあえたことに胸が震えて涙が流れた。
みんなが曲想をつかんだ上で、各パートが他のパートをちゃんと聞きながら息を合わせて表情豊かな音楽に仕上げている。それも、クラブ活動とか限られた生徒ではなく、5年生全員参加でこのレベルまで持っていったことに驚いた。
6年生の演劇『彦作ぜき物語』は、農地の水不足で悩む農民を救おうと江戸末期から明治時代にかけて私費をつぎ込んで用水路開鑿を試みた地元の佐々木彦作さんの生涯を中心にして、品種改良を重ね多くの銘柄米の親となった「亀の尾」を生み出した阿部亀治さんなど、米どころ庄内の基礎を築いた先人たちを描いている。
史実とは思えないが、やはり地元出身で幕末の志士となった清川八郎と佐々木彦作が剣術の稽古をして、彦作が簡単に負けるところから始まる導入部といい、三島通庸県令まで登場する劇構成が実に演劇的イメージを広げている。
作者は誰なんだろうと思いながら、見終わってから聞くと、6年担任の先生だと!?
2クラス全員を出演させるために一つの役を衣裳は同じにして何人かで演じたり、劇画的な演出の工夫が面白い上に、舞台の背景となる遠くに鳥海山が見える庄内平野の手前にひび割れた乾いた土地が広がる大きな絵も、農家の囲炉裏と板の間の絵も、生徒たちみんなで色塗りして仕上げた、場面の状況がすぐに見て取れる手間のかかった力作。
もちろん演技も、役の人物と演じている子供の個性が重なり合って面白く楽しんだ。
4日9時から始まった創立50周年記念式典の後、10時35分から記念講演。
演題は「そして俳優へ 〜庄内からもらった感動 感性 表現〜」。
講師紹介を受けて『ラ・マンチャの男』のファンファーレに乗って入場し、そのまま壇上に駆け登って「聞けや 汚れはてし世界よ〜」とドン・キホーテとサンチョの歌に・・・「ともだちのサンチョだ
! 」
締めにはピルエットターンを入れて、1年から6年の全校生徒と教職員、地区の皆さんで組織した記念事業実行委員会のメンバー、町長さんをはじめ来賓のみなさんの大拍手を受けた。
晴れたら北の田んぼの果てに見える鳥海山も今日は上半分が雲の中にあって、きっと雪が降っている冷え込み。
足もとが冷えて風邪をひかれては困るので、椅子に掛けたままで足首を回す軽い運動をしてもらったら、一番前にいる1年生が床を踏みならし始めてそれが2年3年と伝播してしまった。これを無理に止めたら威圧的になってしまうし、・・・うまく乗せながら止めさせるには・・・、踏みならすリズムに合わせて僕もそれ以上の強さで靴音高く両足を踏みならした。子供たちが僕を注目している、さてどっちへ持っていくか・・・、とっさにタップを踏んでいた。
意識しないで踏んだ、本当に20年ぶりのタップダンス。
両手を広げて最後のステップを決めてストップモーション、またも思いがけない拍手。
抽象的なテーマを、如何に身近で具体的な話題でつないで実感してもらうかに努めた。
壇上でスーツの上着をパーカーに着替え、黒革靴をいつもトレーニングで履いているスニーカーに履き替え、すぐ目の前の1年生の反応を見ながら、飽きそうに見えたら話題を変えて、スペインの写真パネルでラ・マンチャ地方の紹介をしたり、「最上川舟唄」を歌い、祭りの馬方節を歌い、更にはご詠歌まで歌った。こうした要素を生かした『子午線の祀り』の伊勢三郎義盛のセリフを披露。両脚を前に挙げたり横水平に開脚したりしてのジャンプやステップバリエーションも。
こんな表現の技術も駆使して、観客の心にいつまでも残る感動を持ってもらえるように、これからも世界レベルの演技を追い続ける、と話した。
後半は、参加を希望してくれた4人の5,6年生と1人の先生に手伝ってもらって、即興で、芝居の稽古の本読みから読み合わせ、台本を持っての荒立ちまでを見てもらった。
紙に印刷された台本の文字が声になり、それぞれ感情と個性を持った役の声になり、さらにその役が立ち上がって舞台へと立体化していく芝居作りの過程を知ってもらいたかった。
台本の『腐れ風』は地元庄内の昔話を30年も前に僕が脚色して劇団動物園が公演した『むかし・まつり』の中の短編。
庶民のユーモアやバイタリティーがあふれている。こうした伝承文化を新しい形で現代によみがえらせようと提示をした。
手伝ってくれた5人の参加者にまず感心した。
台本を渡されてすぐに本読みを1回聞いただけで、次にはト書きを頭に入れながらそれぞれの役のセリフを読み合わせて次は立ち稽古ができた。
それに舞台のセットの説明をしていないのにその関係をそれぞれが考え、お互いにその考えを感じ合いながら、指示を待たず自主的に切っ掛けや動きまでも作って荒立ちをし終えた。
想像力とその世界に入り込む集中力無しではできないことをやってくれた。素晴らしい !
また客席の人たちも楽しみながらみんなが参加してくれて、同じ台本を3回繰り返したのに、3回とも新鮮に反応し喜んでくれた。
今までは小中学校の教師や元教師について、一般社会に生きているとはとても思えない隔絶された感覚の持ち主が多いと感じることが多かったが、今回の講演に関してはその考え方を全く改めさせられた。
先入観を持たずに社会人として普通の会話ができる校長先生の豊かな許容量と持っている雰囲気が、先生たちの素直で穏やかな個性とポジティブなエネルギーをを引きだして気持ち良い学校の空気を作っていると感じた。その先生たちから指導を受ける子供たちは何と幸せなことだと思う。
講演を聞いてくれた多くの方々から「楽しくて素晴らしい講演でした」との身に余る感想をいただきましたが、金文字に輝く人生訓も格言も入らない講演であっても、僕のやり方でやらせてくれた実行委員会と学校側の皆さんの受け入れ態勢があってのこと。その態勢がしっかりと出来上がっていたからこそ、音響や小道具の準備も、語りかけへの会場全体の反応も、即興短時間での芝居立ち上げへの積極的参加も、見事に実を結んだのでした。
それが、1時間の講演予定が25分も延びたのに子供たちが席を立つことなく最後まで聞いてくれるありがたい結果をも生んだと思う。
一番前に座っている1年生たちが、最後まで目を輝かせて食いつくように話を聞いてくれたのは本当に嬉しかった。
校長先生から心のこもった謝辞をいただき、美しく豪華な花束を頂戴した後に、びっくりサプライズの記念品をいただいた。何と、地元庄内で収穫されたばかりの山形県のスーパーブランド米「つや姫」の新米
! ! それも、嬉しさ極まる20キロ ! !
3年前から販売されて以来連続特Aの最高評価、大きく、艶良く、香り良く「冷めてもうまい ! 」と評判の特別栽培米。これを食べたら言葉が出なくなる本物の美味しさで、今回も地元で買って帰ろうと思っていた新米。
「会いたかった ! 会いたかった ! 会いたかった ! イェ〜イッ ! ! 」と嬉しく、重〜〜く抱きしめた。
講演終了後に校長室で片付けをしていると、6年生全員が元気よく入ってきて、「今日はありがとうございました。自分たちが中庭の畑で育てた大根です。お礼にどうぞ」とずしりと重い袋をプレゼントしてくれた。
丹精込めて育てたに違いない、青々パリパリと元気な葉をつけて丸々と太ったとれたての3本の丸大根。ウオオゥ! 素晴らしい大地の恵みと子供たちの思いに感謝して、袋を抱きかかえながらみんなと握手した。未来のエネルギーをいただいた。ありがとう
! !
この子たちが自分の子や孫たちとともに安心して100周年を祝うことができるためにも、原発事故と放射能に脅える日を1日でも早く終わらせることが僕らの世代の義務だと強く思った。
祝賀会での祝辞やスピーチを聞くと、学校と地域の結びつきがとても深いことを感じた。
教育現場に余裕がなくなったといわれる今の時代、こんなに演劇や音楽などの創作表現活動が自分の故郷で積極的に行われていることを知り、表現を仕事とする者として心から喜んだ。
想像力と表現力は人のコミュニケーションを活発にし社会生活を豊かにする原動力。文化を育て経済活動をも活発にする。故郷庄内が元気になる。
昭和30年代、合併したばかりの故郷の町には小学校が6校あって、その6校による「連合学芸会」という素晴らしい行事があった。
各学校の学芸会で6年生が作った6本の演劇を、ある1校の講堂に持ち寄って上演し、6校の6年生全員が6作品を一緒に楽しむものだった。
そこで僕は、演劇には多様な表現があること、町内には他にもいくつもの学校があること、中学校で一緒になる同じ年の仲間が大勢いることを知り、社会の広がりを実感した。ぐんと視界が広がったように感じたものだった。
現在積極的に行なわれている創作表現活動の上に「連合学芸会」を取り込んだら、更なる発展形を見られるように思う。
お手伝いできることがあったら、また頑張ります。
みなさんで講演を支えてくださってありがとうございました。
僕にとっても、思い出に残る素晴らしい講演になりました。
輝 ☆彡 2012.11.10
■2012年11月 佐藤 輝 講演
山形県庄内町立余目第一小学校で講演
そして俳優へ
〜庄内からもらった感動 感性 表現〜
11月4日(日) 午前10時30分
今年創立50周年を迎えた
故郷余目第一小学校の記念式典で佐藤 輝が記念講演をします。
四季の変化が大きく自然の美しい故郷庄内地方独特の素晴らしさと、
庄内からもらった感動、育まれた感性、夢を持ち、想像し、表現し、
人とともに生きる喜びを分かち合えることのありがたさを語ります。
また即興で、故郷の昔話を台本にした芝居作りに挑みます。
希望される方は学校にお問い合わせ下さい。
山形県庄内町立余目第一小学校
山形県東田川郡庄内町余目字南田105-1
TEL. 0234-43-2625
『猟
銃』無事に公演を終了! !
多数のご来場と応援をいただき、ありがとうございました。
お陰様で大入り好評裏に、終えることができました。
井上 靖 作『猟銃』朗読公演 エピローグ・作家の佐藤 輝 赤坂RED/THEATER
「深刻で暗いストーリーなのに面白かった!」との感想を聞き、二木てるみさん共々に喜んでおります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
輝 ☆彡 2012.10.31
ご感想
掲示板に書き込まれたコスモスさんとスイーツさんの感想を転載紹介させていただきます。
コスモス 2012 10/11(木) 21:22:27
輝さん!!
『猟銃』お疲れ様でした !!
素晴らしい舞台に感動しました。
まさかそんな物語だとは思ってもみなかった、怖い怖い3通のお手紙の話に、ハラハラドキドキの上にガタガタ震えがきそうでした。
でも、それがとても面白くぐいぐいと話に引き込まれて、最後の輝さんの作家の台詞(朗読)で大感動 !!!
終演後の客席も、みんなホッと一息ついてから「怖い話だったねェ !! でも、面白かったねェ!!!」と口々に語り合っていました。
プロローグの輝さんの散文詩の朗読の入りでは男っぽい世界が始まるのかと思っていたら、スリラーの世界に。
3通の手紙では三杉穣介に対する3人の女性の赤裸々な思いが語られて過去が暴露されて恐怖の世界 !?
エピローグ、三杉の「白い川床」を覗き込む作家の心象で幕。
二木さんの3人の女性の表現が素敵で、長さを感じさせないきめ細かな朗読演技 !!
その全体を包んで、がっしりと支えている輝さんの作家。存在感と温かな包容力が見事でした。
お二人の持ち味が「怖いけど面白かった」素晴らしい世界を観せてくださいました。
久しぶりに拝見した輝さんの生の舞台に感動しました。ありがとうございました。嬉しかったです。
次の出演も楽しみにしています。
どうぞ、お身体を大切に、ご案内をお待ちしています!!
スイーツ 2012 10/12(金) 21:32:10
輝さん!
本当に、何度言っても足りないくらい素晴らしい舞台でした。
感動をいただき、色んなことがあってもこの世に生きているって何て素敵なことだろうと、深く強く思いました。
心からそう思わせてくれる、感動の舞台でした。
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
思っていることのほとんどをコスモスさんが代表して書いてくださったので(笑)、もう書くこともありませんが、ほんの少しだけ私なりに感じたことを・・・。
3年前に輝さんが朗読した坂口安吾の『桜の森の満開の下』、感動した時が蘇ります。
躍動感にあふれ、山賊も女も、桜の森の満開の下も、くっきりと目の前に浮かびあがって見えました。素晴らしい舞台でした。
一昨年10月でしたね? 輝さんの故郷山形県庄内町の響ホールで公演された輝さん構成の『生きるよろこび』。
その中で輝さんが朗読された「板垣さんのやせがまん」。夫婦の情、父娘の情、家族の一員としての愛犬との情が細やかに表現されてステキなお父さんでした。心が癒されました。
そして今回の『猟銃』の作家の「私」と、「私」が読む三杉穣介からの手紙。
輝さんは、間違いなく作家でした。言葉を文章にすることを業とする、感性と知性を持ったプロの作家の息づかいで言葉を選んで声にしているのがとても感じられました。
この絶望的に重く暗い三人の女性と一人の男性の世界を救ってくれたのは、輝さんが演じた作家でした。輝さんの表現でした。
奥の深い凄い表現力とパワーに、輝さんのまだまだ行き着く先を見せない大きな可能性を感じさせてくださいました。お元気な姿を拝見し嬉しかったです!!
また、いつも拝見して感心するのは、台本を持って朗読されているのに、いつの間にか台本を持っていることを忘れさせてくれることです。今回も台本の存在を忘れて普通の演劇を見ているような気持ちになりました。
二木てるみさんも見事な表現力で素晴らしかったです。
輝さんとご一緒の過去の公演を振り返って見ても、幅広く多彩で、いつも楽しく拝見しております。
輝さんと二木さんの演技のレベルの高さが創りだした世界でした。
次の出演のご案内を楽しみにお待ちしております。
急に本格的な秋に季節が変わって、体が順応できないでいます。
どうぞ、お身体大切にお過ごしください!!