梅雨空
梅雨入りと宣言された14日には確かに雨が降ったけれど、その後の1週間はまるで真夏のような空が続いた。山形で見上げた空には、秋を思わせる巻雲が筋となって流れていて驚いた。
そしてようやく今日、梅雨らしい雨が降りだした。
マンションの大規模改修工事も最終段階。廊下の敷物工事の進行と一緒に、外周全体を包んでいた足場の撤収が屋上部分からはじまった。
玄関ドア、廊下の敷物、塗装の色も変わったから、工事が終了したら見違えるようになるだろうと楽しみにしている。
ベランダ部分の工事が終わったようなので、昨日、3月末から地上の空き地におろしておいた4鉢の椿と、クチナシ、紫陽花の鉢をベランダに運んだ。
日陰になっていた紫陽花は徒長して間伸びしていたが、それでも薄水色の花を涼しげに咲かせ、一回り大きくなったように見えるクチナシは沢山の蕾と、芳香を夜の闇に放つ白い花をいくつも咲かせている。
鉢の植物たちをなでながら「よく元気で帰って来たね ! 」 と、声をかけてやった。下におろさなかったエビネ、コナラのミニ盆栽、ネジバナに加えて一気に緑が増えたベランダ。これからは、朝の水やり、縁台での夕涼みと楽しい時間が増える。
日本の野生蘭の一種・ネジバナは、丁度いま、砂糖菓子のようにキラキラに光り輝く5ミリほどの花を、ら旋状に咲かせている。虫眼鏡で見ると、この小さな花が、大きな蘭の花と同じ構造をしているのがよくわかる。雑草のように見える植物だが、とっても可愛く、美しい花で、僕の好きな花の一つだ。
それにしても、・・・・金もうけ、名誉欲・・・。人間の欲にまみれた小汚い事件が次々と、よくもまあ起きるものだ。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』で、安宿のおやじ・テナルディが歌う「♪ ハンドルを ぶん回しゃ できるは牛肉もどき 馬のモツ 猫の舌 手づくりソーセージだよ」(岩谷時子訳詞)。
物語の中の、200年近い昔のフランスの安宿のおやじの話だから笑って見ていられるが、それが先進国、美しい国・日本の、現在の、過去1年間だけでも180トンというひき肉の偽装事件では、吐き気がする。
今、大問題になっている年金。
掛け金を払っているのに記録がないって・・・、どうせ年金支払いは先の先のこと。問題になるとしてもその時にならないと・・・、その頃は自分たちも現場にはいない・・・、わかりゃしない。なんて、窓口の役人たちがフトコロに入れてしまった・・・なんてことも、なかったとは言い切れない。だって、支払いに当てなきゃならない掛け金を、赤字の施設を次々と建てて湯水のように使ってきた組織だもの。
明日23日には、いよいよ12月の舞台公演の宣伝写真を撮るためのカツラ合せがある。
ようしッ! 奇麗なネジバナと、クチナシの香りで、気分だけは梅雨空を忘れよう。
輝 ☆彡 07.6.22
届きました ! サクランボ
今朝、山形から佐藤錦が届いた !
あれだけ花が咲いたのに、暖冬が影響して実になる途中で落ちてしまい、不作になった今年のサクランボだそうだが、その分、とても甘味の濃い、まさに砂糖のような「佐藤錦」だ。
昨日までの3日間、用事で山形に行ったものの、その時は通りがかりの果樹園で見事に鮮やかな紅色のサクランボを眺めて記念写真を撮っただけで、口には入れずに帰って来た。そのザンネンな思いを慰めるようにして、後を追って宅急便が届いた
!
これは先月、九州から届いた原酒「奄美黒糖焼酎 浜千鳥の詩」。なかなか手に入らないものだそうで、初めて飲んだ。
38度をお湯割りにしてちびりちびりと味わうと、甘味のある深くまろやかな味が口中に広がって、脳裏に奄美のサトウキビ畑と紺碧の南の海の風景が浮かんだ。
土地土地の特産品には、味わう喜びと一緒に、その土地を感じる楽しみがある。
輝 ☆彡 07.6.19
山形写真レポート
ゴールデンウィークの帰省の写真をこのページにUPすると、元気よく掲示板に書き込んだのは2週間も前のこと。
_(._.)_ ・・・、時の経つのが早すぎると思いながらも、スミマセンと、平謝りに謝っています。
そんな訳で、とりあえずは、写真を・・・ご覧ください。
さて、ここはどこ? 何をしているの? と想像する楽しみをあじわっていただきたく・・・。
写真の説明はおいおい、毎日少しずつ付けていきますので、お楽しみください(笑)
天童市にあるビストロ "パ・マル"
天童といえば山形の民謡「花笠音頭」に「♪〜 花の山形 もみじの天童」と歌われ、温泉と将棋の駒の生産、ラ・フランスの生産量日本一で知られているが、こんな洒落た素敵なビストロ(気楽に入れるレストラン)もある。
去年の秋に初めて入って食事をし、やみつきになりそうな予感がしたレストラン。
「パ・マル」は、フランス語で「なかなかいいね」という意味だそうだが、店の雰囲気、居心地の良さ、そして味の良さは本当に「なかなかいいね
! !」 だ。安くてボリュームたっぷり、庶民のビストロ。
ビストロ "パ・マル"
http://pas-mal.net/
ボタン海老とホッキ貝のサラダ
仔羊モモ肉のステーキ
ああ、カメラを忘れて来てしまった! 携帯電話で撮ってもらったらサイズが小さい!
上のメニューの写真は昨年秋に撮ったもの。
ここにも味を追求しているシェフがいる。味良し、量良しで、腹いっぱい。時間をかけてゆったりたべられる庶民のビストロ。シェフの名は結城優輔さん。
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出羽三山信仰の中心・羽黒山の参道。『継子坂(ままこざか)』。
羽黒山は、僕の精神世界を支えている大きな力。(
エッセイ『再生』参照)
出羽三山神社境内の入り口、隋神門をくぐると急な下り坂、『継子坂(ままこざか)』。
羽黒山は西暦593年の開山と伝えられ、1400年の歴史をもつ羽黒修験道の中心地。月山、湯殿山とともに出羽三山と呼ばれる。うっそうと繁る杉木立をぬって、石の参道が続く。
『継子坂』を下って右に曲がると、やがて祓川(はらいがわ)にかかる朱塗りの神橋を渡る。上流の崖からは須賀の滝が流れ落ちる。昔、参拝者はこの祓川で身を清めて登った。
樹齢1000年の『爺杉』と国宝五重塔。塔は平将門寄進と伝えられ、現在の塔は約600年前の再建。
今日は先を急ぐので、ここからUターン。
出羽三山神社
http://www.dewasanzan.jp/
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庄内町といえば、やっぱり融合料理の『まごころ』。ズワイガニとウルイのサラダ。さっぱりシャリシャリ感とカニのうま味が絶妙なハーモニーを楽しませてくれる。
今日のランチメニューはこの後、トウモロコシのスープ、カプチーノ仕立て。ヒラメのオイル焼きと月山筍、コシアブラ、アスパラガスのフリート。庄内豚のワイン煮込み。
デザートが庄内青きな粉シフォンケーキ、黒蜜シャーベット、あんず甘煮コンポート。そしてコーヒー、カプチーノ。
それぞれ地元の食材を生かした創意と工夫が、新しい味を創りだしている。料理の皿が運ばれてくるたびに、期待でわくわくする。
融合料理の『まごころ』 庄内町猿田37−1
TEL 0234−45−0775
話題の「庄内豚」のワイン煮込み。とろりととろけるうま味 ! !
庄内町で残念だったのは、高い評判を聞いて今度は行こうと楽しみにしていた、創作料理『寺胡家』というレストランが閉店してしまったという話。場所も確認していたのに、ひと足遅かった
! !
僕にとって幻のレストランとなってしまった『寺胡家』の味。いつか必ず味わいたいと期待している。
故郷・庄内町の原田眞樹町長と。この身長差でも同じ庄内人。
原田町長は「住民満足度日本一のまちは、みんなで作る!」と、日本一の町作りをめざしている。
天童市、遠藤登市長と。
天童の歴史と観光・産業を熱く語る遠藤市長。話が面白く聞きほれて、ついつい長居をしてしまう。
晴天に誘われて再度、春スキーの月山を越えて庄内平野へ。
鶴岡市にある『いこいの村 庄内』のチューリップ畑。湯野浜温泉、庄内空港に近い。
庄内に行ったらやはり、何度でも融合料理の『まごころ』へ。
今日は今日で、別のランチメニューを用意してくれた、その心意気に感動。
ふぐの刺し身、平田赤ネギ添え。トウモロコシ・スープ。鯛カマの塩焼き、コシアブラ・フリート、レモン添え。庄内豚と蕪のロースト。
デザートがマンゴ・ムース、グレープフルーツ・シャーベット。
続けて来られたお店はメニューに苦労するかも知れないが、毎日通いたくなる、新鮮で飽きのこない料理の数々だ。
山形市のそば屋『立花』。そばの香りと甘味が引き立ち歯ごたえ良い写真の『板そば』のほど良い硬さが、のどに快感 !
他に、河北町が発祥といわれる鳥肉のダシがきいた冷たい肉そばも美味い。『立花』のはつゆの濃さが程よい。山形のそばにはなぜか別注文のげそ天がピッタリの相性。
山形市と天童市を結ぶ、『立花』の前の通りの両側はサクランボ畑が続く。サクランボ畑には、収穫期に雨が当たって実が裂けるのを防ぐ雨除け設備があるから、すぐにわかる。
輝 ☆彡 07.5.17(20)
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