■2014年12月 佐藤 輝
出演
劇団SBZ公演 第3弾! に客演
脚本・演出 和希太平
忠
臣 蔵 〜元禄仇討ち裏事情〜
2014年12月3日(
水 ) 〜 6日( 土 )
12/3(水) 夜のみ18:30 4(木)
夜のみ18:30
5(金) 昼14:00 夜18:30 6(土) 昼12:00 夜16:00
入場料 : 全席指定 ●前売 5,800円 ●当日 6,000円
会場
品川区 スクエア荏原・ひらつかホール
東京都品川区荏原4-5-28
03-5788-5321
東急目黒線「武蔵小山駅」徒歩10分
東急池上線「戸越銀座駅」徒歩10分
出演 :
佐藤 輝/松元信太朗
武智大輔/武田知大/鼓太郎/市瀬秀和
町田正則/坂本直弥/藤森大輔/北嶋マミ/河野恵里子
喜多川一穂/重住 綾/水島文夫/後藤真采呂/伊藤寛真/安奈音々
湯山敬太/井上謙一/杉浦大毅/西田 圭/黒島 蓮/蒼井 爽
大智そあ/矢崎彩音/上野礼子/澤村涼音/せいのゆみ/山之内和也
徳永しのぶ/畠中ひろみ/TAKEHARU/加藤雄介/サラ/日出郎/リン
師走の芝居の定番は誰もが知っている、あの『忠臣蔵』!
!
定番の主役は大石内蔵助、からむのは悪役・吉良上野介
悲劇の藩主・ 浅野内匠頭とその正室・阿久利
そして赤穂浪士四十七人
しかし、
この 〜元禄仇討ち裏事情〜 は、誰もが知らない『忠臣蔵』! !
あの水戸の黄門様が助さん格さんを連れて登場する(えェッ!?)
奇想天外 ! ! 七転び八起きの さあ大変 ! !
この誰もが知らない『忠臣蔵』の主役は誰なんだ? 謎が謎を呼ぶ
! !
世間に語り継がれる定番『忠臣蔵』のナゾの部分を裏から見ると
こんなことだった ! !
緩急自在な舞台進行と息をもつかせぬパワー溢れる大立ち回り
唄と踊りを美しく彩る多彩な照明 まさに年の瀬の夢の世界です
劇団SBZ(シバイズキ)の特色が炸裂する時代劇エンターテイメント
口をアングリと開けて納得し、大声で笑ってください ! !
大爆笑喜劇で、今年を明るく楽しく締めくくってください ! !
佐藤 輝が前回公演『石川五右衛門』の太閤秀吉役に続けて
劇団SBZに客演 ! !
さて!? 佐藤 輝が演じるその役名は? 御期待ください
! !
チケットのお申し込みはてるてる通信へメールでどうぞ
水戸黄門、連日の稽古
! !
横目で、
こんなにくっきりと美しい中秋の名月を楽しみ
今年は10月の末になってもこんなに立派な花を咲かせてくれたおじぎ草を愛で
マンションの隣の新しいビルが出来上がったらスカイツリーが見えなくなるのかとハラハラ心配していたのだが、ベストポジションからは少々の重なりが気になるものの、場所を移したらこのように見えると確認ができて、ホッとしている間に時は11月も15日に。
その間はただ、ほとんどひたすらに12月3日初日の『忠臣蔵 〜元禄仇討ち裏事情〜』の台本と格闘してきた。
主役・水戸黄門のセリフはさすがに多いが、徐々に身体にしみ込んで来ると、芝居の世界を気持ち良く泳いでいるような気分になってくる。
宣伝写真撮影の折に、自前の紋付きを持参して撮ってもらった一枚。
この紋付きは俳優を志して上京した50年前、役者なら何かの折に必要になるだろうと山形の母が用意して持たせてくれた「源氏車」の家紋入り。
着る機会は少ないが、芝居小屋を経営していたという母の祖父から受け継がれてきたかも知れないDNAを感じる大事な紋付きだ。一生ものの、良い記念になった写真。
俳優50年の記念すべき年の暮に、季節にふさわしい『忠臣蔵』で主役・水戸黄門を演じさせてもらえることの仕合わせを感じている。
初日まで17日、体調も良く、連日の稽古で作品の全体像が見えてきて気合いが入っている。
正真正銘、自信を持ってたっぷり笑ってもらえる大人の喜劇 ! !
お客様に生の芝居の面白さを心から感じていただきたいと、稽古に励んでいる。
輝 2014.11.15
夏休み Part2 鳥海登頂
夢よ!!
出羽富士とも呼ばれる名峰・鳥海山、2,236m。
故郷山形県と秋田県に裾野を広げて、日本海から屹立する。
一昨年は蔵王山、去年は月山と故郷の山に登頂し、今年の夏のメインイベントは県内最高峰の鳥海山登頂と心に決めていた。
2,236mの鳥海山頂に立つ。
庄内平野のど真ん中にある生家あたりからも、ほぼ真北にそのすっくとした気高い山容を四季を通じて仰ぎ見ることができ、また、自分の思い出の多くの背景には鳥海山があり、この山に見守られて育ったという思いが強い。
湯の台口から滝の小屋を経て、万年雪の大雪渓へ。
酒田にある県立高校に通うようになって、鳥海山は更に身近な存在になった。
山頂付近に咲く鳥海山固有の高山植物「チョウカイフスマ」が校章になっていて、その校章も僕の誇りの一つになっていた。
山頂下から西の日本海方面、下山ルートの鳥海湖から吹浦口方向をバックに。
登山予定10日前の8月8日から天気予報を細かにチェックして、17日(日)と18日(月)が曇りだった予報から徐々に曇り時々晴れと良い方向に変化していることに希望を持って、14日に、17日宿泊の予約を山頂小屋にした。そして当日早朝から登山にかかれるよう、湯の台口車道終点から20分で着く滝の小屋に16日の宿泊を頼んだ。
ところが、湯の台口へ出発予定の16日の朝になって天気予報は急な下り坂に。
その日は曇りから雨、17日18日は曇り時々雨、そして登山には不適の決定的予報が。テレビでは北アルプスや飯豊山での遭難のニュースが報じられている。
登山用具をチェッしながら、そこで登る勇気より中止する勇気の決断をした。
2カ所の山小屋にキャンセルの連絡をすると、「その方が良いです。また天気の良い日に来てください。」と気持ちの良い返事。その言葉に救われて、重かった心は快晴になった。
だから、上の3枚の写真は今年撮った写真ではありません(笑)
「言われなくたって、見れば直ぐに何十年も前の顔だってわかったよ ! !」ってか?
はい、32年前の鳥海登山でした。
こんな良い思い出があるから、矢張り好天の鳥海山を目指したい ! !
それにしても、こんなに早くその時がやって来るとは、夢にも思わないその日でした。
当初の計画では鳥海山でご来光を拝んで下山する予定だった18日。
曇り時々雨の天気に、何かにつけては、矢張り登らないで良かったと納得の独り言。
以前書いた、今年5月にオープンした故郷庄内町の新産業創造館「クラッセ」。
遅れて6月にその中にオープンした「やくけっちゃーの」が気になっていたので、両親の墓参りを兼ねて余目駅前に向かった。
登山がダメなら食い気でいこう ! ! の気分。
前菜「庄内浜の海の幸 盛合せ」は「吹浦の岩ガキ」「バイ貝の小松菜ソース」「鯛と甘鯛のカルパッチョ」うんめぇ! !
肉を焼いて食べるって、つまりは焼肉 ?
どんな肉をどんな風に? と思いながら天井の高いレストランに入る。広々とした空間の気持ち良さ。
さっすが「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフが監修するレストランだけあってメニューから違う。
うん、ヤキニク・イタリアーノ・ショウネーゼ ! ! どれも、うんめぇ! !
庄内地方が如何に新鮮な食材に恵まれた土地か ! ! この多種多様さ ! ! 野菜も肉も魚介類も、ここは庄内の美味のショーウインドー
! !
腹いっぱいになったのに、庄内地方に行ったら必ず立ち寄っているから今回もと酒田港にある「みなと市場」と「海鮮市場」に。矢張り、これを買いたいという気持ちが起きない。
しばらくして外に出ると陽が射して青空も見えはじめている。
この天気だと、鳥海山の中腹あたりはどうだろう?
遠く鳥海山の方向を見ると、上半分は雲がかかっているものの、麓の方は少し見えている。 自動車道で天気の良い所まで行ってみようかとカーナビで調べると、1時間半で鳥海ブルーライン中腹の大平に着くとの表示。 それなら日没前には着けるからと、鳥海山を目指した。
遊佐町に入ると、雲はどんどん高くなり、山頂近くまで透けて見えることも・・・。
お盆の帰省客も少なくなって、道は広々ゆったりと安全運転。大平荘前。
まだ明るいからと、その先の秋田県側5合目の鉾立をめざした。
1,150m、鳥海山5合目の鉾立口登山道入口。山頂はここから8km。
日帰りで登頂しておりて来たという登山者に聞くと、雨が止んだのはこの2時間ほど前で、それまではずうっと雨の中の登山で大変だったとふらふらになりながら答えてくれた。
登山を中止したのは正解だったとあらためて思った。
ちょっとだけ、ちょっとだけと登山道を登って振り返ると、駐車場越しに日本海が見え、ぐんぐん視界が広がって気分爽快。
目を凝らすと、日本海に浮かぶ飛島がうっすらと見える。
つづら折りに何度か折れて、この道の天辺で引き返そうと登り着いた所が開けて、なんと展望台 ! !
谷を越えてその先の上を見上げれば、大きな岩山が重々しく覗いている。
あれが夢に見た、鳥海山頂だ ! !
この展望台からは谷を越えた山肌に、白糸の滝(顔の直ぐ右側と更に右斜め上)が眺められ、滝の落ちる水音が谷間に響いている。
登れなかった悔しさを忘れて、思いがけず登山気分を味わった満足感。
確かに、鳥海山に登った今年の夏 ! !
去年は10月中旬になってようやく咲いたおじぎ草。
今年も少し遅めだが一昨日、8月29日に咲いてくれた。
毎年、咲くのが待たれる花の一つだ。
夏休みは終わった。さあ、次の出演に備えてトレーニングが続く。
輝 ☆彡 2014.8.31
夏休み Part1 三浦海岸 民宿BBQ ! ! !
好評大入りで盛り上がった『石川五右衛門』の打上げは自由参加で三浦海岸に。
夏真っ盛りの大浦海水浴場はまるでプライベートビーチのよう。
みんなが一つの作品を仕上げる緊張感と苦労から開放されて夏休み気分。
サンサン太陽のもとで歓声がはじけ笑顔と水しぶきがはじける。
これも評判となる作品創りに参加してベストを尽くしたと言う満足感を持てたからこそ。
意外な人がバシッと真っ二つに割ったり、回りの指示通りに動いて上手く割った人もいれば、間違った方向に誘導する人もいて、スイカ割りだけでも中々面白い人間観察ができて大満足。
民宿の二階からこの間口漁港が一望できて、お気に入りに。
漁港を前にして建っている民宿鈴清丸の庭がBBQ会場。
みんなが泳いでいる間に、和希さんたちが買い出しに行ってくれた材料を網焼きにして熱々のBBQ。
最初に焼かれた厚い大きなステーキ肉は、この写真の時にはもうない。何を食べても、何を飲んでも、んまい ! !
「ああっ! 虹 !」誰かの声で見上げた空の雲に、微妙に七色の部分が。
高層の氷の粒が雲になっている、もう秋のすじ雲の出始め。
漁港の先の磯浜まで暗やみの道を歩いて行って、花火大会。
一番盛り上がったのが、みんな夫々に持った線香花火の火を途絶えさせないようにつなげ合ったこと。途切れると静かな闇の間が。
その間は磯を打つ小さな波音と、近くの灯台の間を置いた灯が主役になる。
予定があってここで帰った人たちを見送ってから、民宿の二回で再度の飲み食い。
エアコンを入れているのかと錯覚したほどに心地良く吹き抜ける風が爽やかで、僕は早々に眠りに就いたが、語り合いたい人たちは明け方まで喋り合ったらしい。
ウグイスの鳴き声で目を覚ました翌朝、港をぐるっと反対側にまわって、磯伝いにその先にある剱崎灯台までツアー。
船舶の航行が多い東京湾の入口に立つ重要な灯台。
昨夜花火をしながら見た灯はこの灯台の灯。
『石川五右衛門』の舞台と共に、この一夏の思い出として脳裏に焼き付けられた。
『石川五右衛門』をご覧になった畔柳志乃さんから、2014.8.5の日付で感想のお手紙をいただいた。その冒頭部分を紹介します。
★
劇団SBZ「天翔ける盗賊 石川五右衛門」、私は8/26(土)に観劇しました。
終演後には出演者の方が衣装のままロビーでお見送りをしてくださり、エンターティメントな活劇のお芝居とおなじに、華やかで笑のあるお別れが嬉しかったです。
佐藤さんにもお会いできて、お話もでき、素敵なお衣装も真近で見ることができたので、楽しい気持ちで会場をあとにすることができました。
「石川五右衛門」は笑いのある活劇ということで、若い人達中心に、楽しく面白い舞台になっていました。そしてそこに佐藤さん達年配の方々が入る事で、芝居の締まるところでびしっと締まるものになっていたと思います。
五右衛門が一幕で皆を助ける為に死んでしまった時には「え? 主人公なのに?!」とびっくりしたのですが、一番の子分の鯱が意志を継いで秀吉をこらしめようとしていくわけで、だから雪姫に一目惚れしたのは鯱だったんだ、と話しに引き込まれて、わくわくとして観ていました
★
一度観ただけでこれほど書けるかと驚嘆するほどの素晴らしい感想文です。
この続きは
「てるてる広場」でぜひぜひご覧ください。
輝 ☆彡 2014.8.5
石川五右衛門 大好評で千秋楽 ! !
劇団SBZ公演『天翔る盗賊 石川五右衛門』(和希太平 脚本・演出)は昨日27日、お陰様で大好評で無事に千秋楽を終えることができました。
暑さの中御来場下さった皆さま、御声援をおくって下さった皆さまに心から御礼を申し上げます。
千秋楽は売切れ満員、他の回も8〜9割の入りで、客席は爆笑と感動の涙。
皆さんが「こんなに面白い舞台は初めて観た」と喜びいっぱいの笑顔で会場を後にされる様子がとても心に残った嬉しい公演でした。
喜多川一穂さんが演じた石田三成の娘・雪姫は笛の名手。秀吉に見初められて側室に上がるように求められたが、その前に二代目石川五右衛門になる鯱と一目惚れの両思いになっていた。
僕が演じた秀吉も、憎ッたらしいのに面白く可愛くて、それでもきっちりと舞台を締めていた、との感想をいただきました。秀吉ぴったりのはまり役になれたなら、本当に嬉しいことです。
稽古から27日の楽(らく=千秋楽)まで季節の移ろいをゆっくりと感じる暇もなく、千秋楽の夜をぐっすり眠って一夜明ければこんなにも盛大な蝉時雨の季節の中に住んでいるのだと気が付いた。
楽の夜の 明くれば街の 蝉時雨 輝
このページを更新出来なかった6月初旬の顔寄せから千秋楽までを振り返りながら・・・。
本読みから立ち稽古に入る直前、前から決まっていた越後湯沢温泉ナスパ ニューオータニでの1泊2日の仕事に。
『雪国』の舞台、越後湯沢。白一色になる冬はすぐ後ろに続くゲレンデがスキーヤーであふれているのに、今は万緑の中。
宝塚時代は「このみ芝麻」さん、今はシャンソン歌手として活動している香田夏織さんのディナーショー。その司会。
初顔合わせとは思えない息の合った掛け合いトークができた !
越後湯沢から帰京して行った先は白金高輪。
僕の故郷・山形県庄内町から『白金プラザ天の川蛍祭2014』にゲンジボタルが提供されていて、それに合わせて「庄内町ふるさと物産展」も開かれている。
蛍の乱舞を見るには、数十分待ちの長蛇の列から20名ほどずつが入れ替え制で大きなテントに入る。
その中に細かな網の張られた2間四方ほどの蛍小屋があって、入れ替えが済んで照明が消えると蛍小屋の中に青白く淡い光が浮き上がった。
見物客が「オォー!」っと歓声をあげる。
親たちは故郷での幼い日の記憶をよみがえらせ、子供たちは初めて見るファンタジーに目を輝かせている。
蛍小屋の回りをぐるっと一周しながら青白く淡い光の幻想的な点滅を楽しんだ。
顔見知りの庄内町観光協会のスタッフなどが観光宣伝と物産販売に一生懸命だった。ガンバレ! ふるさと庄内町!
7月8日からは中板橋にある稽古場に大道具を組み立てての立ち稽古。
高橋浩二朗さんの千利休と秀吉。「かふぇ」の話から「さすが違いのわかる男にございます」と笑いで始まった場面は、最後には二人の決別に至る緊迫した場面に。
時代劇のベテラン高橋浩二朗さんには、稽古スケジュールのことから衣裳の着付けや楽屋のことまで、本当にお世話になった。
特訓を重ねてきた踊りナンバーはポイやフラッグなどの手具を扱う振付。絡まないように気を使いながらもテンポ良くリズムには乗らなければならない。体全体を大きく使わないと絡んでリズムが狂ってしまう。そして階段を上り下りしながらも手具を動かし続ける。
見ているのは楽しいが、踊るのは大変だと思う。
バラエティーに富んだ切れの良い振付は茜澤茜さん。
凄い! 山形のサクランボ、紅秀峰!!
日本屈指のおもてなしの宿として知られる山形・上山温泉の『日本の宿 古窯』佐藤信幸社長から「かみのやまの親善大使を参上させます」と添え状をつけた、山形県が毎年の発売日を指定するスペシャルサクランボ『紅秀峰』をいただいた。
さっそく稽古場に。
一同が、サクランボの姿を見て歓声! !
大粒を口に入れてにっこり、そして「これは美味い! ! スゴイ! !」。
稽古場が喜びにあふれて、エネルギーをもらった。
添え状には「感謝をこめて」とあるが、僕には佐藤社長から感謝されるようなことが何一つ無く、僕の方こそ佐藤社長と女将の洋詩恵さんから戴く激励のお心遣いに心から感謝している。
このお返しは、俳優として一人でも多くのお客様に感動してもらえるようにレベルの高い演技にベストを尽くすこと、と心得ている。
その前にも故郷から届いた佐藤錦があって、これら山形のサクランボの話から、高橋浩二朗さんのお父さん・常磐津千代太夫さんが山形県米沢市の出身、薄田隼人を演じて工夫のアドリブで芝居をふくらませた佐藤一也さんのお父さんが矢張り山形県大江町左沢の出身と判明し、この舞台に山形県出身関係者が三人も出演しているのは珍しいと、舞台稽古前日に神楽坂にある浩二朗さんの御両親の店『お腹袋』で「芸能人山形県人会」を開いて楽しいひとときを過ごした。
中板橋と志茂を行ったり来たりしながらの稽古も終わって公演会場の品川区スクエア荏原での舞台仕込みの日、暇をみてわが家のベランダに出ると鬼灯が紅色に色付いていた。急に句心がうずいて、また一句。
ほおずきの 色づく頃や 劇場(こや)に入る 輝
7月23日、品川区スクエア荏原での舞台稽古。
稽古場では実寸や高さが取れなかったから、初めての場当たりで距離感や方向感覚をつかむ。
高い、狭い、照明の当たる位置は? 確認することは多い。
ダンスシーンを客席から見た。せっかく表情をつけて踊っているのに暗くてその表情が見えない、と思っているうちに照明が変更されて出演者の表情がはっきりと見えるようになった。美しいファンタジックなダンスシーンが生まれた。
終幕。
雪姫の亡骸を抱いた二代目五右衛門の鯱が「雪、待っておれ、すぐに俺もそちらに行く。その時は、頭、利休様、そして五右衛門一党を交えて祝言をあげるぞ。そして、自由に、楽しくくらそう・・・。」
秀吉の命が響き渡る「そ奴を極刑にせい。見せしめの為、釜茹での刑に致すのじゃ!」
五右衛門に桜の花びらが舞い落ちる。「絶景かな絶景かな。春の宵・・・値千金・・・。」
カーテンコール。
場当たりのこの日、雪姫役の喜多川一穂さんの誕生日。カーテンコール途中でサプライズのハッピーバースデイ!
7月27日、千秋楽。
夕方からホールに隣接するイベントホールで観客の希望者も参加しての打上げパーティー。出演者と振付の茜さんがどこで仕込んだのか踊りショーがあって楽しいパーティー。
右、個性あふれる忍者・百地百太郎役の加藤直さん。エンターテイメント俳優集団HIROZに所属し、普段は香川県丸亀市にあるNEWレオマワールド内の日本元気劇場に出演している。鍛え抜かれた身体のシャープな切れと歯切れの良いセリフのテンポが心地良い。スゴイ百地の個性を支えているのは直さんのスゴイ経歴と個性。
出演者全員が観客の皆さんに観劇お礼のスピーチ。終わった人から順にステージに腰かけて。
喜多川一穂さんの左が二代目五右衛門になった鯱役の宮川(ミヤカワ です! )智之さん。良く頑張った器用な役者 ! !
後、左が劇団SBZ代表の山本太郎さん。実は石田三成を演じた俳優の松元信太朗さん。
右が脚本・演出の和希太平さん。この人のパワーとお客さんに喜んでもらえる面白い舞台を創ろうとする意欲はチョットやそっとではない。そのためのアイディアが次々と湧き出て来る。
さぁ! これからだ ! !
輝 ☆彡 2014.7.28
■2014年7月 佐藤 輝 出演
劇団SBZ公演 第2弾! に客演
脚本・演出 和希太平
天翔る盗賊
石川五右衛門
品川区
スクエア荏原・ひらつかホール
2014年7月24日( 木
)〜27日( 日 )
7/24(木)18:30 25(金)14:00
18:30
26(土)14:00 18:30 27(日)13:00
入場料 ●指定席 6,000円 ●自由席 5,500円
出演 :
生島勇輝/喜多川一穂
宮川智之/樹原ゆり/北嶋マミ
松元信太朗/高橋浩二朗
武田知大/佐藤一也/夏樹 弘/宮尾知里/安奈音々/金子桂恵
竹内政紘/加藤 直/山下慎悟/鈴木花純/葵 洋輔/桑田裕介
大智そあ/なつみ/中道宏幸/山之内和也/小林成美/小松雅樹/西田 圭
佐藤 輝
腹をかかえて笑って下さい ! ! 笑う悲劇です
! !
義賊・石川五右衛門が挑むのは
天下統一を成し遂げて高麗、百済から大明国、さらに
その先の世界制覇へと野望を抱く絶対権力者・豊臣秀吉
茶道の祖・千利休や出雲の阿国などを巻き込んで繰り広げられる大活劇
石田三成の娘・雪姫と五右衛門の恋の行方は・・・ !?
佐藤 輝は色好みの敵役・豊臣秀吉役で出演します
大悪(おおわる)
に初挑戦です 御期待ください